最も過小評価されているGK? “2度目”のライバル加入で霞む存在感

PSGのゴールを守ってきたナバス photo/Getty Images

能力は世界TOP10に入ってもおかしくないが……

現在のGK界では、最も過小評価されている選手かもしれない。

もっと称賛されるべきなのは、パリ・サンジェルマンのゴールを守るケイロル・ナバスだ。

ナバスはレアル・マドリードの守護神としてチャンピオンズリーグを3度も制覇したワールドクラスのGKなのだが、やや不運とも思えるところがある。
例えばレアルでは2018年夏にティボー・クルトワが加入し、ナバスが話題に上がる機会が減った。経歴と実力ではナバスも負けていないはずだが、クルトワに主役を奪われてしまった印象だ。

そして今夏、パリにはEURO2020を制したイタリア代表守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがやってきた。この移籍も大きな話題を呼び、これまたナバスの影が少し薄くなってしまったように感じられる。

SNS上では「ナバスはレアルとPSGで十分なリスペクトを受けていない」との意見も出ているが、また新加入GKのおかげで話題を奪われてしまった。

もちろんナバスは34歳で、年齢的にはパリがドンナルンマ獲得へ動くのは理解できる。特にドンナルンマはフリーだったため、獲得を狙うなら今夏がベストだっただろう。

しかし、ナバスもかなりの実力者だ。まだドンナルンマがパリの絶対的守護神と決まったわけではない。米『ESPN』もナバスの現状を嘆いているが、改めてナバスの実力を評価すべきなのかもしれない。

レアルでは時間とともにクルトワが主役になっていったが、パリではどうなるのか。ドンナルンマとの争いに注目が集まる。

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