“112億円”の価値に見合う補強 サンチョ効果でマンUの攻撃パターンは増加する

2020-21シーズンはドルトムントで16ゴール20アシストを記録したサンチョ photo/Getty Images

B・フェルナンデスらとの絡みは早く見たい

今夏移籍市場にて、マンチェスター・ユナイテッドが確保することに成功したイングランド代表FWジェイドン・サンチョ。獲得には8500万ユーロ(約112億円)もの移籍金を要したとされるが、彼はその金額にも見合う実力を備えたアタッカー。ドイツで大成した超絶テクニシャンは、赤い悪魔の前線で創造性に溢れたプレイを見せてくれることだろう。

加えて、サンチョの獲得で前線のコンビネーションが向上することにも期待がかかる。個人技での突破やフィニッシュも素晴らしい同選手だが、彼が最も評価されているのはアシストの数も多い点だ。これまではブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバから決定的なパスが送られることも多かったマンUだが、今後ラストパスの供給源が増えるのは非常に興味深い。サンチョを獲得したことによって、彼らの攻撃パターンは一気に増えることとなりそうだ。

「サンチョはゴールとアシストの両方をもたらしてくれる選手だ。彼はもう1シーズンだけの一発屋でないことは証明してみせた。ユナイテッドは良い買い物をしたと思うよ。欧州でも屈指のドリブル突破を披露し、ボックスへの侵入回数も多い。彼のおかげでユナイテッドの攻撃は変わると思うね」

「加えて、サンチョは単に彼自身の能力が優れているというだけじゃない。彼のすごいところは、他の選手のパフォーマンスにも影響を与えるという点だ。サンチョが前線で多くの選択肢を持つことで、ユナイテッドではより良いブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバが見られるようになると思うよ。カバーニもね」(英『Daily Mirror』より)

ワトフォード下部組織時代にサンチョを指導したルイス・ランカスター氏も、新シーズンにおいてマンUが披露する崩しのバリエーションはかなり増えるだろうとこのように語っている。状況に応じて様々なプレイを選択できるサンチョが加わったことで、同じくマルチな役割をこなせるB・フェルナンデスなどはさらに輝くこととなるかもしれない。

8500万ユーロは大金だが、その値段でも納得の実力を備えているサンチョ。はたして、この男ひとりでマンUの攻撃はどこまで変わってくるのだろうか。クラブはまだマーケットでの動きを継続するようだが、彼を確保できただけで今夏の補強は十分成功の部類に入ると言えるだろう。

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