オルンガとのコンビをユンカーでも 江坂任でレッズの攻撃陣はどう変わる?

浦和レッズへの加入が決定している江坂 photo/Getty Images

昨季はJ1で9得点10アシストを記録

浦和レッズの新たな攻撃の中心として期待がかかる男が江坂任だ。今シーズンは、途中加入となったキャスパー・ユンカーがゴールを量産。江坂が前線に加わることで、ユンカーのさらなる得点増加が期待できるだろう。

江坂は昨シーズンのJ1で32試合に出場し、9得点10アシストを記録。チームトップのアシスト数となった要因の1つが前線のストライカーの存在だ。昨季、28ゴールで得点王とMVPを獲得したマイケル・オルンガという強烈なエースの参謀役となった江坂は、オルンガを活かすプレイを幾度となく披露。またオルンガへのラストパスだけではなく、彼を囮として独力で得点まで奪える力を兼ね備えている。浦和もユンカーと江坂でそのようなコンビを思い描いているかもしれない。

また開幕頃は、武藤雄樹を“偽9番”として起用していたリカルド・ロドリゲス監督。ユンカーがいる現在は使用していないものの、武藤のようなフリーランも江坂には期待できるだろう。オルンガとのコンビでも、最終ラインを上げるとオルンガに裏を狙われ、ラインを低く設定すると江坂の動き出しの技術が活きるといった形が生まれており、彼の存在感は際立っていた。
さらに前線で起用している小泉佳穂との併用や、小泉の中盤起用など多彩なシステムが可能になる。欠かせない存在となっている小泉だが、負担を減らすためにも江坂の活躍に大いに期待がかかるところだ。

また[4-1-4-1]のシステムで、ユンカーを1トップに小泉と江坂が2列目を行うこともあるかもしれない。創造力の高い攻撃が繰り広げられ、その中で江坂はユンカーへのゴールにつながるプレイを埼玉スタジアムのピッチで見せてくれることだろう。

デビュー戦から異次元のプレイでレッズサポーターを魅了しているユンカー。そんな彼に新たな相棒が誕生してしまったら、本当に手の付けられない攻撃陣になるかもしれない。

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