名門への移籍を手放しに喜んではいけない 厳しすぎるトップチームへの定着

マンチェスター・シティに移籍したが、レンタル組となっている板倉 photo/Getty Images

若手の放出が多くなっているマンC

今夏の移籍市場でマンチェスター・シティからDFエリック・ガルシアが退団し、古巣であるバルセロナに戻った。

この移籍に続くように、下部組織に在籍しているMFアドリアン・ベルナベも退団を発表している。ベルナベもガルシアと同様にバルセロナの下部組織出身の選手であり、今後のクラブは決まっていないが、スペインへ戻るとされている。また、英『Manchester Evening News』によればMFフレックス・ヌメチャの退団も既定路線だと報じている。彼らは昨季、プレミア王者のユースチームであるEDSでも出場機会を得ていたが、今後の成長を見据えてだろうか、退団を決めたようだ。

このように多くの才能を持ちながらマンCでは出場機会を得られない選手は多い。昨季、フローニンヘンへレンタルに出されていた板倉滉もその一人だろう。オランダでは有数のセンターバックに成長したが、トップチームへの昇格の話は出ていない。板倉には名門セルティックから話が来ており、移籍するかは分からないが、板倉もプレミア王者から離れることになりそうだ。

このことからもトップチームの戦力が整いすぎるのも考え物だと言える。それでも、来季にはFWリアム・デラップ、MFコール・パーマー、MFロメオ・ラビアのトップチーム昇格の話が出ており、若手の起用も増えているが、定着するかは分からない。

難しい勝負の世界ではあるが、今後の動向に注目だ。

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