ガンバに牙を剥いた“元Jリーガー” シンガポールで攻撃力に磨きをかける日本人MF

積極的な攻めを見せた(写真はイメージ) photo/Getty Images

千葉やYSCCなどに所属した仲村

ガンバ大阪とシンガポール・プレミアリーグのタンピネス・ローバースFCがAFCチャンピオンズリーグで対戦。パトリックとレアンドロ・ペレイラのゴールで2-0とG大阪が勝利した。タンピネスの中盤3枚でアンカーを務めていたのは、日本人選手の仲村京雅だった。

仲村はタンピネスの[4-3-3]のボランチを務め、積極的な攻めから再三シュートを放った。29分には、こぼれ球に仲村がシュートもG大阪の守備陣がブロック。さらに右サイドのクロスを東口順昭が止めると、こぼれ球を再び仲村がシュートを打つ。これも東口にセーブされてしまうもゴールの可能性を感じさせ、G大阪にとって今試合の特に危険なシーンとなった。

中盤でボールを捌くとサイドに展開し、自ら積極的に上がってゴールを狙った仲村。彼はジェフユナイテッド千葉の下部組織で育ち、2015年にトップチームへ昇格。その後はYSCCやFC琉球などJ3で経験を積むものの、千葉では出場機会を得られず。再びYSCCに復帰し、アルビレックス新潟シンガポールを経て2020年よりタンピネスへ移籍した。
新潟Sでは23試合7ゴールと活躍し、今季のタンピネスでも12試合3得点を記録。Jでは通算1得点だった仲村は、シンガポールで攻撃力に磨きをかける。その力がG大阪にも牙を剥いた。シンガポールで攻撃面において成長を続けているのだ。

7月7日にタンピネスは再びG大阪と対戦。仲村も出場することになれば、再びゴールを狙いに積極的な攻めを見せるだろう。初戦で勝利を果たしたG大阪だが、シンガポールで進化を続ける日本人プレイヤーには今一度警戒が必要だ。

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