枠内シュート率“100%”の超攻撃的WBに気をつけろ イングランドが警戒すべき男

今大会、ドイツ代表で印象的なパフォーマンスを披露しているゴセンス photo/Getty Images

ドイツの左サイドを支えるWB

現在開催されているEURO2020で、少し苦しみながらもグループステージを首位で突破したイングランド代表。しかし、彼らの初優勝までの道のりはまだ険しい。日本時間29日の深夜に行われる決勝トーナメント1回戦にて、彼らはいきなり強豪・ドイツ代表と対戦することとなったのだ。

“死の組”グループFが存在したことで、1位突破を果たしても決勝トーナメントの一発目から強豪国と対戦することとなってしまったイングランド。しかし、優勝を目指すならば、どこかで強敵は倒さなければならない。むしろ、本格的にスイッチを入れるためにも、初戦からドイツを相手にできるのは幸運だったともいえるか。ここさえ乗り切りれば、イングランドは一気に勢いに乗る可能性もある。では、そんな重要な一戦でイングランドの面々が最も警戒すべき選手は誰か。

候補は何人かいるが、左ウイングバックを務めるロビン・ゴセンスは間違いなくその1人に挙げることができるだろう。所属するアタランタでも超攻撃的WBとして存在感を発揮し、今季のセリエAではなんと11得点を記録している。基本となるサイドの上下動はもちろんのこと、中央に入ってストライカーのようにも振る舞える彼はイングランド守備陣にとって間違いなく大きな脅威となるだろう。
加えて、そんなドイツ代表の超攻撃的WBに関しては少し面白い数字も。データサイト『SofaScore』によると、今大会でゴセンスが放ったシュートは4本あるのだが、彼はそのすべてで枠を捉えているという。枠内シュート率は驚異の“100%”。サンプルこそ少ないが、WBの選手がこの数字を記録していることは驚きと言えるだろう。

「ドイツのワイドマンであるゴセンスはガレス・サウスゲイトが最も警戒しなければならない人物だ。彼のことをただのWBと考えてはいけない。左サイドでのチャンスメイクはもちろんのこと、この男はチームが右サイドからチャンスを作れば、まるでストライカーのようにボックス内に侵入してゴールを決めてしまう。彼を抑えずして、スリーライオンズのベスト8進出はないだろう」

英『Daily Mail』も、ドイツ代表で最も警戒すべきはゴセンスだとこのように主張する。はたして、イングランド代表はこの超攻撃的WBをどのように抑えにかかるのだろうか。スタメン選びも含めて、サウスゲイト監督の採用する対処法には注目したいところだ。

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