来季ドイツでブレイク候補筆頭 日本人ドリブラーは飛躍の年となるか

来季の奥川に期待したい photo/Getty Images

1月からドイツでプレイする奥川

若くして日本を旅立った若武者がドイツで定位置確保に挑んでいる。現在RBザルツブルクからアルミニア・ビーレフェルトにレンタル移籍中の奥川雅也だ。現在25歳のアタッカーが来季ドイツで躍進となるだろうか。

奥川は京都サンガF.C.の下部組織からトップチームへと昇格した2015年6月にザルツブルクへと移籍。セカンドチームとなるFCリーフェリングなどへレンタル移籍し経験を積み、早くから結果を残す。2019年にザルツブルクへ復帰してリーグ戦でもゴールを決め、2019-20シーズンには23試合9得点と飛躍した。

2021年1月からアルミニア・ビーレフェルトへレンタル移籍するとブンデスリーガで13試合1ゴールを記録。着実に結果を積み重ねてきた。両足を駆使したドリブルとスピードで相手を抜き去るアタッカーだ。
京都時代は「古都のネイマール」と言われた奥川だが、オーストリアでの経験によってボールを持っていない時の動き方が向上。移籍後初ゴールとなったレヴァークーゼン戦では、フリーでボールを受けると得意のドリブルからゴールネットを揺らす。

ドイツでデュエルの強さに磨きがかかれば、さらに怖い存在になれるのではないか。得意なドリブルに加えてオフ・ザ・ボールの動き出しもうまい。ザルツブルク時代はUEFAチャンピオンズリーグでバイエルンにも得点しており、得点を取る能力にも秀でている。彼がドイツで1年間プレイすることで、どれだけの結果を残すだろうか。

ドイツでさらなる成長を期待したい奥川。そんな彼に対してドイツ紙『Kicker』はアルミニア・ビーレフェルトが買取りを行う可能性が高いと報道。2024年までの契約を交わすと報じられている。若くしてオーストリアで経験を積んだ25歳が、来季はドイツの舞台で暴れ回るかもしれない。

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