黄金のカルテットへ近づけ ユーヴェの中盤を変える“7人”のターゲット

ポグバの復帰はあるか photo/Getty Images

以前に比べるとタレント力は落ちている

マッシミリアーノ・アッレグリの下でチャンピオンズリーグ決勝に進むなど、2010年代のユヴェントスは常にセリエAをリードする存在だった。

ところが、今季はアンドレア・ピルロ体制で失敗。スクデットをインテルに奪われてしまい、来季からは再びアッレグリの下で反撃に出ることになる。

ポイントとなるのは、やはり中盤だ。2010年代のユヴェントスはピルロ、クラウディオ・マルキージオ、ポール・ポグバ、アルトゥーロ・ビダルで構成された黄金のカルテットに始まり、その後もブレーズ・マテュイディやサミ・ケディラなど実力あるMFが中盤をまとめてきた。

成長著しいロカテッリの名前も photo/Getty Images

スクデット奪取へ中盤強化は不可欠

今のチームにもアドリエン・ラビオ、ウェストン・マッケニー、アーロン・ラムジーなど能力の高い選手は揃うものの、やはり過去の陣容と比較すると見劣りする。ユヴェントスの中盤は弱体化したと言っていいだろう。

その問題を誰が解決するのか。伊『TuttoSport』によれば、現時点でリストアップされている中盤の補強候補は7人。

サッスオーロのマヌエル・ロカテッリ、バルセロナへ移籍していたミラレム・ピャニッチ復帰案、ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、リヨンのフセム・アワール、ウディネーゼのロドリゴ・デ・パウル、マンチェスター・ユナイテッドのドニー・ファン・デ・ベーク、そしてポグバ復帰案だ。

攻撃面で違いを生み出せるMFが多くリストアップされているが、この流れは当然だろう。今のユヴェントスの中盤はチャンスメイカーが不足しており、ポグバやミリンコビッチ・サビッチのような独力で局面を打開してくれるテクニシャンが欲しい。

ピルロ、マルキージオ、ビダル、ポグバのようなカルテットを再び実現するのは難しいが、アッレグリはもう一度欧州トップレベルで戦える中盤を作れるのか。復活へのカギはそこにある。

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