ボーンマスのプレミア復帰がまた遠く 昇格プレイオフで敗れ主力放出の危機

今夏でステップアップなるか photo/Getty images

大ブレイクを果たしたダンジュマ

20-21シーズンが終了し、来期はノリッジ、ワトフォード、ブレントフォードの3クラブがプレミアへ昇格することになった。ノリッジ、ワトフォードに関しては一年でのプレミア復帰となっており、来季の活躍が楽しみだ。しかし、同年に降格したボーンマスは昇格プレイオフで敗れており、来年もチャンピオンシップでの戦いが待っている。

そんなボーンマスだが、降格以降主力の放出が止まらない。直近で言えばマンチェスター・シティにネイサン・アケを、ニューカッスルにカラム・ウィルソンを、エヴァートンにジョシュア・キングを放出している。金銭面ではクラブに余裕ができるが、戦力ダウンによりプレミア昇格が遠のいてしまっている。

英『Leicestershire Live』によれば、今季17ゴールを決めたFWアルノー・ダンジュマ獲得にレスター・シティやウェストハム、ヴォルフスブルクが手を挙げているようだ。

24歳のダンジュマにとってこれほど良いステップアップの話はないだろう。オランダ代表歴のある彼だが、今夏に行われるEURO2020のメンバーからは外れている。17ゴールと残した結果は立派だが、やはり2部での成績ではインパクトが弱かったか。

そのためにも早めに移籍したいが、ボーンマスは前述したウィルソン、キングに続いて得点源を失うことになる。ダンジュマに次ぐストライカーとしてドミニク・ソランケが15ゴールを挙げているが、今季ブレイクした選手であり、来季の継続性を考えると怖い。

一時は前指揮官であるエディ・ハウの元、プレミアを席巻したボーンマスだが、エースストライカーの放出はプレミア昇格から遠ざかる一手となってしまうのか。今後の動向に注目したい。

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