負けにくい集団になったチェルシー驚異の安定感 敵の批判も虚しく響くCLでの戦い

CLを制したチェルシー photo/Getty Images

勝った者が正義の世界

今季開幕前、チェルシーがチャンピオンズリーグ王者に輝くと予想していた者はどれだけいただろうか。

今季のチャンピオンズリーグはチェルシーが決勝でマンチェスター・シティを1-0で撃破して優勝。この光景を開幕前に予想するのは難しかった。

トーマス・トゥヘルが就任したところから調子を上げたものの、圧倒的な戦いぶりだったわけではない。大会全体の内容を考えれば、マンCの方が優勝にふさわしかったかもしれない。

マンCは今季チャンピオンズリーグ最多得点(25得点)、最多枠内シュート数(73本)、1試合平均最少被枠内シュート数(6.5本)など、攻守両面で印象的な数字を残している。プレミアリーグでの戦いと合わせ、今季のマンCに文句はつけられない(数字は『WhoScored.com』より)。

しかし、勝ったのはチェルシーだった。相手を圧倒する展開は少なかったが、決勝トーナメントだけで5回もクリーンシートを達成するなど安定感は抜群だったのだ。

リーガを制したアトレティコ・マドリードをベスト16で2戦合計3-0で撃破すると、ベスト8ではポルト相手に苦戦しながら2-1で撃破。ベスト4ではレアル・マドリードを3-1で撃破し、何とかファイナルの舞台へ駒を進めた。

スペイン『MARCA』によれば、ベスト8で対戦したポルトのFWメフディ・タレミはチェルシーについて「チェルシーは決勝進出にふさわしくない。僕たちがもう少し上手くやれていれば、勝てていたはずさ」とコメントしている。ベスト8では自分たちに勝利するチャンスがあったとの考えだ。

それでも最終的に優勝したのはチェルシーだ。チェルシーの攻撃面はやや地味だったが、それでも決勝トーナメントに入ってから6本以上枠内シュートを打たれたゲームはない。

ベスト16アトレティコ戦の1stレグでは相手を枠内シュート0本に抑え、今回の決勝も61%のポゼッションを相手に許しながら、マンCの枠内シュートは1本に抑えられている。

トーマス・トゥヘル就任以降の安定感は世界の誰もが認めるところで、チェルシーは負けにくい集団へと生まれ変わった。大会を通して地味ではあったが、その強さは認めるしかないだろう。

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