マンUの伝説となる道のりは見えた “ルーニー超え”を成し遂げた19歳への期待感

今季もマンUで印象的なパフォーマンスを披露したグリーンウッド photo/Getty Images

「ルーニーを追い抜いたことで自信」

2020-21シーズン、マンチェスター・ユナイテッドのワンダーキッドがクラブ史に新たな金字塔を打ち立てた。そのワンダーキッドとは、もちろんFWメイソン・グリーンウッド(19)だ。

17歳という若さでブレイクを果たし、今季も元気いっぱいにマンUの重要な戦力として存在感を示したグリーンウッド。そんな彼は現地時間9日に行われたリーグ戦第35節のアストン・ヴィラ戦にて、ティーンエイジャーとしてクラブ歴代最多となるプレミア16得点目を記録。かつてウェイン・ルーニーが記録した15得点を超えることに成功した(今季終了時点で17得点)。

マンU史上最強の10代ストライカー。ルーニーの記録を破った以上、グリーンウッドは名実ともにそう呼ばれる資格を得たと言っていい。出だしはこの上なく順調。このまま成長を続けることができれば、いずれグリーンウッドは10代という枠組みを外しても“クラブ史上最強”の称号を得ることが可能なはずだ。まだ道のりは長いものの、期待せずにはいられない。
「10代のプレミア得点数でルーニーを追い抜いたことで自信がついたよ。もしかすると、僕はこのクラブで何か大きなことを成し遂げることができるかもしれないとね。うまくいけば、何年にもわたって得点を奪い続けることができるだろう。ここでトロフィーもゲットできるはずだ。ずっと目標としてきたことだから、現実味が出てきたのは素晴らしいことだね」(英『Daily Mirror』より)

記録を更新したことで、グリーンウッドのなかにも「もしかしたら……」という気持ちは沸き起こっている様子。マンUのクラブ歴代最多得点記録はルーニーが持つ253得点だが、彼がその偉大な記録を打ち破る日もいずれはやってくるのだろうか。赤い悪魔の伝説となるべく、力強い歩みを見せているグリーンウッド。アカデミー出身の両足使いが伝説となることに期待したい。

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