ファーディナンドらには負けたが…… マンUで198試合戦ったいぶし銀DFの実力

レスターで若手をまとめるエヴァンス photo/Getty Images

今もプレミアリーグで通用する実力者

ここまで何とかトップ4の座を守っている3位レスター・シティ。プレミアリーグを制した2015-16のインパクトには負けるが、ブレンダン・ロジャーズ率いる今のチームも中堅クラブとは思えぬ完成度を誇っている。

そのチームで注目したいのが、33歳のベテランDFジョニー・エヴァンズだ。やや地味な印象はあるものの、エヴァンズはプレミアリーグの戦いを300試合以上こなしてきた確かな実力者だ。エヴァンズがセンターバックとして最終ラインに君臨している意味は大きい。

マンチェスター・ユナイテッド時代はリオ・ファーディナンド、ネマニャ・ビディッチの2人がいたために目立たなかったが、名将アレックス・ファーガソン氏からも信頼されていた貴重な控えセンターバックだった。マンUでも198試合をこなしており、レスターが2018年にWBAよりエヴァンズを引き抜いたのは大正解だった。
今季もリーグ戦28試合に出場し、パス成功数はセンターバック部門でリーグ4番目に多い1851本を記録。読みの鋭さを活かしてインターセプト数もセンターバック部門4位となる46回を決めている。30代になったとはいえ、ビッグクラブでも十分に戦えるであろう実力者なのは間違いない。その働きぶりはまさにいぶし銀の表現がぴったりだ。

今季は20歳のウェズレイ・フォファナがレスターのセンターバックとしてブレイクしたが、若手を支えるエヴァンスの存在も大きい。トップ4を死守できた場合は、エヴァンズも高い評価を得るべきだろう(データは『WhoScored.com』より)。

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