またもや決定力不足を露呈したヴェルナー 復調のカギは味方との連携力向上か

決定力不足に悩まされているヴェルナー photo/Getty Images

レアル・マドリード戦で先発出場

加入前の大きな期待の影響もあるが、チェルシーでのパフォーマンスに何かと批判が集まるティモ・ヴェルナー。クラブが来夏に別のストライカー獲得を画策しているとの話もあり、目に見える結果を出さなければならない。それでも今季はここまで全コンペティションを合わせると、11ゴール8アシストと結果は出ている。加入初年度であればまずまずの結果だと思うが、やはり批判の原因としては決定力か。

28日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝、レアル・マドリード戦でもヴェルナーの決定力不足は露呈されることとなった。最初のビッグチャンスは前半10分のシーンだ。右からクリスチャン・プリシッチの絶妙な折り返しをフリーで受けたヴェルナーだったが、決めきることは出来なかった。このゴールが決まっていればもっと楽に試合は進んでいたはずだ。その後も何度か好機を迎えるも、ものにできずに後半途中でベンチに下がることとなった。

またもや決定力不足を露呈したヴェルナーだが、DFを外してシュートに持ち込むうまさはもう少し評価されても良いのではないかと思ってしまう。この試合でも見られたが、DFがボールウォッチャーになった瞬間にフリーになる動きが非常にうまい。パスが出てくることはなかったが、効果的な動きであったと言える。

そこで少し気になるのが、味方との連携面だ。この試合で何度かヴェルナーへのパスがミスパスとなって相手に渡っている場面がある。加入初年度ということもあり、まだ完璧に互いの思うところがあっていないのか。ここは改善が必須となるだろう。

大一番で決めきれなかったヴェルナーだが、幸いにも2ndレグはこちらが有利な状態で試合に臨むことができる。先発での出場が予想されるヴェルナーだが、得点を決めて批判を跳ね返して欲しい。

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