リーガ・エスパニョーラ第31節で久保建英の所属するヘタフェはバルセロナに2-5と敗戦。しかし、スタメン出場した久保は2得点に絡む活躍を見せた。今季の久保の評価と来季の動向はどうなるだろうか。
ヘタフェは1点ビハインドの12分、久保を起点にマルク・ククレジャがクロスを上げると中央にいたアンヘル・ロドリゲスが合わせる。シュートはクレマン・ラングレに当たってオウンゴールとなる。
同点に追いつくも2点を取られたヘタフェ。69分には久保が左サイドから折り返し、エネス・ウナルがロナルド・アラウホに倒されてVAR検証の結果、ヘタフェにPKが与えられる。このPKをウナルが決めて1点差に詰めた。久保が起点となり2ゴールを奪うものの、その後に2点を決められて2-5と敗れた。
古巣のバルセロナ相手に2ゴールの起点となる活躍をした久保だが、来季はどのクラブでプレイするのか。レアル・マドリードへ加入し、レンタル移籍を繰り返している久保はヘタフェで3クラブ目となる。ビジャレアルで出場機会に恵まれず、ヘタフェに加入した。シーズン終了後にレアル・マドリードへ復帰する予定だが、レアルで出場機会を増やすのは現状では難しいだろう。
久保は今季、リーガでは27試合に出場するもゴールは0。今節のように得点に絡む機会や起点となるプレイはあっても、ゴールがないのは寂しいところ。ゴールやアシストで結果を残してアピールすることが必要だろう。アーセナルにレンタル移籍中のマルティン・ウーデゴーもトッテナム戦でゴールを記録。オランダやレアル・ソシエダ時代も得点を重ね、結果を残してきた。
スペイン紙『Todofichajes』ではそんなアーセナルが、ウーデゴーの後釜として獲得を目指していると報じられている。ウーデゴーもレアルからレンタルで加入後、大活躍しており、レアル側はチームに復帰させるように検討している。その中で久保へ関心を示しているようだ。
スペイン国内クラブでの経験はある久保だが、プレミアリーグを含む欧州の他国での経験はない。ウーデゴーもオランダのリーグを経験しており、レアルは久保にも、同様の道を歩ませるよう検討しているのではないか。得点やアシストでさらなる結果を残す必要があるならば、別の国でプレイするというもの選択肢としてあり得る。彼のプレミアリーグ挑戦も見てみたい。