被ファウル数“1位”は危険すぎる 怪我目立つネイマールはスタイル変えるべきか

ファウルもらう機会が目立つネイマール photo/Getty Images

相手から削られる機会が多すぎる

ドリブラーにとって1番怖いのが怪我だ。DFとの接触機会が増えれば増えるほど怪我のリスクは高くなり、一流ドリブラーともなれば相手DFからのチェックも厳しくなる。

パリ・サンジェルマンでプレイするブラジル代表FWネイマールは、現代でもそのリスクが高い選手の1人だ。

ネイマールは昨年12月に行われたリヨン戦で足首を痛めてしまい、16日に行われたバルセロナとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグも欠場している。
ネイマールが怪我を理由にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を欠場するのはこれが初めてではなく、パリに移籍してからは2017-18、2018-19シーズンと続けて決勝トーナメント1回戦のタイミングで怪我を負っている。

怪我の原因は様々だが、ネイマールの場合はファウルを受けすぎていることが気にかかる。相手から警戒されている選手のため仕方がないところもあるだろうが、ネイマールはバルセロナ時代の2015-16シーズンより、リーグ戦での1試合平均被ファウル数が常にリーグ1位なのだ。

2015-16シーズンは1試合平均3.8回、2016-17シーズンは4.2回、パリに移籍した2017-18シーズンは5.2回、2018-19シーズンは3.4回、昨季は4.1回、今季もここまでリーグ最多となる3.9回のファウルを受けている。

ネイマールの場合は巧みにファウルをもらいにいくプレイもあるため、それが被ファウル数増加に繋がっているところがある。しかし、ボールを持ちすぎて無駄にファウルを受けている部分があるのも事実だ。

ネイマールも28歳となり、年齢を重ねれば怪我のリスクや回復力にも影響が出てくるだろう。怪我のリスクを回避するためにも、プレイスタイルを見直すべきなのかもしれない。観衆を魅了する派手なトリックは見ていて楽しいが、相手を挑発しすぎて無駄なファウルを受けるのは避けるべきだ。

昨季はチャンピオンズリーグで決勝まで進み、今季こそは優勝をと意気込んでいた中での離脱。パリにとってもネイマールにとっても悔しい離脱であり、大事な時期に怪我が続くようではネイマールの評価も上がってこないだろう(数字は『WhoScored.com』より)。

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