[週末の注目マッチ]冨安vsイブラのマッチアップは必見 アーセナルはマンUにどう挑むべき?

昨年9月のセリエA開幕戦で対戦した冨安とイブラヒモビッチ。今回はどちらに軍配が上がるのか photo/Getty Images 

ボローニャ×ミラン(セリエA第20節)

1月30日(土) 23:00 キックオフ

ボローニャに在籍中のDF冨安健洋が今週末に対戦するのは、欧州屈指のFWズラタン・イブラヒモビッチを擁し、現在セリエAで首位につけているミラン。前節のユヴェントス戦では後半から右サイドバックを務め、FWクリスティアーノ・ロナウドのドリブルを止める場面もあっただけに、冨安の“イブラ封じ”への期待が高まる。

冨安がセンターバックとサイドバックのどちらで起用されるかは定かでないが、右サイドバックで起用された場合は同サイドハーフのリッカルド・オルソリーニと連係し、ミランのDFテオ・エルナンデス(左サイドバック)や左サイドハーフのラファエル・レオンが侵入するスペースを消したいところ。冨安自身の対人守備能力も然ることながら、味方のサイドハーフやボランチとの連係にも注目だ。
また、センターバックとして先発したミランとの今季セリエA開幕戦で冨安はイブラヒモビッチに懸命に食らいつき自由を奪っていたものの、前半35分にマークを外され、ヘディングによるゴールを許す形に。再戦となる今回は相方のセンターバックとのマークの受け渡しを明確にし、イブラ封じを完遂したいところだ。

ラカゼット(9番)を起点としたハイプレスが機能し、前節サウサンプトンに勝利したアーセナル。鋭いカウンターで、マンUゴールを脅かせるか photo/Getty Images 

アーセナル×マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ第21節)

1月30日(土) 26:30 キックオフ

直近のプレミアリーグ6試合で5勝1分けと、上昇ムードが漂うアーセナル(現9位)。前節のサウサンプトン戦では、相手ボール時にトップ下のエミール・スミス・ロウが最前線のアレクサンドル・ラカゼットと横並びになり、[4-4-2]の布陣をセットしてからハイプレスを仕掛けるというプランが奏功。前半8分にショートカウンターからニコラ・ペペの同点ゴール、同39分にはハーフカウンターからブカヨ・サカの逆転ゴールが生まれた。

30日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも、アーセナルとしては相手の2センターバック(ハリー・マグワイア、エリック・バイリーら)に対して前線の2人が、相手の2ボランチ(フレッジ、スコット・マクトミネイら)には自軍のボランチ2名がプレスを仕掛ける形を絶えず作り、マンUの攻撃を機能不全に陥らせたいところだろう。攻守両面において献身性を発揮していたスミス・ロウと、球際で強さを見せていたボランチのトーマス・パルティがサウサンプトン戦で負傷してしまったのが不安材料だが、試合開始から最後までプレスの強度を維持できるかが、勝敗の分かれ目となりそうだ。

一方、前節のシェフィールド・ユナイテッド戦で手痛い黒星を喫したマンU(現2位)としては、アーセナル陣営のハイプレスをかい潜り、配球力の高いMFブルーノ・フェルナンデスにボールを預けて攻撃のリズムを作りたいところ。アーセナルのプレッシングと、マンUのビルドアップのどちらが相手を凌駕するかに注目だ。

直近のリーグ戦では右ウイングFWとして起用されているレヴァークーゼンのムサ・ディアビ。ライプツィヒの左サイドを切り裂けるか photo/Getty Images 

ライプツィヒ×レヴァークーゼン(ブンデスリーガ第19節)

1月30日(土) 26:30 キックオフ

今季のブンデスリーガで2位につけているライプツィヒ(勝ち点35)と、現在3位のレヴァークーゼン(勝ち点32)による上位直接対決。勝ち点42で首位のバイエルン・ミュンヘンを追走するためにも、両チームにとって白星が欲しい一戦だ。

レヴァークーゼンはレオン・ベイリー、ルーカス・アラリオ、ムサ・ディアビの3人を前線に置く[4-3-3]、対するライプツィヒは[3-1-4-2]もしくは[3-4-2-1]を基本布陣として採用。この試合の見どころは、ライプツィヒの左サイドをレヴァークーゼンが突けるかどうかだ。

ライプツィヒは左ウイングバックのアンヘリーニョを高い位置に張らせ、左サイドを起点に攻撃を仕掛けることが多い。インサイドに入ることもあるアンヘリーニョの背後のスペースを、直近のリーグ戦で右ウイングFWを務めている快足のディアビが突く回数が増えれば、試合の主導権はレヴァークーゼンに渡るだろう。

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