アーセナルの悩みを解決できる男 英2部で輝く23歳FW獲得のススメ

ノリッジで安定したパフォーマンスを披露するブエンディア photo/Getty Images

攻守で奮闘できるアルゼンチン産FW

2020-21シーズン、深刻な得点力不足に悩むアーセナル。同クラブが今季ここまでプレミアリーグで記録しているチーム総得点数はいまだに「12」しかない。これはリーグで4番目に少ない数字で、彼らの攻撃力は例年に比べて明らかに落ち込んでいる。開幕前、ミケル・アルテタ監督が取り入れたシステマティックなサッカーにファンは相当な期待感を抱いていたはずだが、結果はなかなかついてこない。

こうなってしまった最大の要因として、各方面から盛んに指摘されているのは攻撃の局面における創造性の欠如だ。アルテタ監督がいくら優れた戦術を授けようとも、ゴール前の局面において最終的にモノを言うのは個々の判断力。現在のチームにおいて、そういった場面でリズムを変えることができる選手といえばMFダニ・セバージョスぐらいか。彼を経由しない攻撃において、アーセナルはFWまでボールが渡らぬケースも少なくない。大外から望みの薄いクロスを放り込む機会が増えているのも、前線のアイデア不足が招いた事態と言える。

そんなアーセナルだが、はたして彼らはこの状況を今後どのように打開していくべきか。まず考えられるのは、冬の移籍市場における創造性豊かなアタッカーの獲得だ。この絶望的な状況から抜け出すには、新たな力を加えるのが最も早いはず。資金はそれなりにかかるかもしれないが、降格争いも見えてきてしまった中でなりふり構ってはいられない。では、ガナーズは一体どんな選手を補強するべきなのか。英『talkSPORT』が勧めるのは、現在チャンピオンシップ(英2部)で躍動しているアタッカーだ。
そのアタッカーとは、ノリッジ・シティの23歳FWエミリアーノ・ブエンディア。結果的にチームは降格の憂き目に遭ってしまったが、同選手は昨季プレミアで4番目に多いチャンス創出数「91」を記録。また、ドリブル成功数もリーグ4位の「102」という好成績を残している。停滞した状況を打開するにはもってこいの選手と言えるか。今季もチャンピオンシップではここまでトップとなる57回のチャンスクリエイト数を記録している。2部とはいえ、16試合の出場で6ゴール7アシストという成績も立派だ。

加えて、守備に奮闘できるのもブエンディアの強み。今季タックル数はチャンピオンシップでプレイするFWの中でダントツの39回(2位は13回)。守備の切り替えにも難を抱えるアーセナルにとって、ブエンディアは守備面でもピタリとハマるピースとなるか。苦しい状況が続く中で、この23歳をみすみす逃す手はない。

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