クラブの時代を担う存在と期待されるも
今夏バイエルン・ミュンヘンへと移籍したドイツ代表FWレロイ・サネの穴を埋める存在としても期待されていた18歳だが、彼はこのままマンチェスター・シティを去ってしまうこととなるのだろうか。もしかすると、シチズンズは近いうちに大きな才能を失うこととなるかもしれない。
その18歳とは、U-23チームに所属するFWジェイデン・ブラーフだ。「同クラブの下部組織に在籍経験のあるドルトムントFWジェイドン・サンチョにも匹敵する才能の持ち主」。現地ではそんな評価もあった同選手。ジョゼップ・グアルディオラ監督も大いに期待を寄せていたウインガーで、昨季終盤にはトップチームのトレーニングにも参加していた。その際に指揮官は「間違いなく期待している選手」とコメント残しており、彼のトップ定着を心待ちにしていたファンも少なくはなかったはずだ。
しかし、そんなブラーフとクラブの関係には亀裂が入ってしまった。今夏新たに4年契約を結んだばかりの同選手だが、近いうちにマンCは彼を放出するかもしれない。そう報じたのは英『Daily Mail』。同メディアによると、シチズンズはブラーフの練習中における態度を問題視しており、今冬にも彼を他クラブへ売却する方向で動き出しているようだ。実際、同選手が今季U-23カテゴリで出場した公式戦はわずか2試合のみ。昨季トップチームにまで招集された超新星は、あっという間に放出候補となってしまっている。
大きな才能を備えるも、ピッチ外における問題で強豪クラブから半ば“追放”されるような状況に追い込まれているブラーフ。はたして、この18歳のマンCにおける未来はもう閉ざされてしまったのか。クラブとしても有望な若手の売却は忍びないだろうが、今後彼を巡るマーケットでの動きには注目したいところだ。