トップチームで出番を増やしたい
今季のバルセロナでは若手の活躍が注目を集めており、前線では17歳のFWアンス・ファティが一気にブレイクした。現在ファティは負傷離脱しているものの、復帰すれば左のウイングを自分のポジションにしてしまうだろう。
そのファティに続けるだろうか。同じウイングでは、もう1人注目の若手がいる。アメリカ期待の星として奮闘する19歳のFWコンラッド・デ・ラ・フエンテだ。
11月24日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節のディナモ・キエフ戦でトップチームデビューを果たしたコンラッド・デ・ラ・フエンテは、まだバルセロナBを主戦場としている。しかしその能力はトップチームにふさわしいレベルにあり、下のカテゴリーでは止められないアタッカーとなりつつある。
29日にバルセロナBはクルブ・リェイダ・エスポルティウと対戦したが、そこでもフル出場したコンラッド・デ・ラ・フエンテは圧巻のパフォーマンスを披露。左サイドからドリブルで相手DFをごぼう抜きにするプレイもあれば、後半には強烈なシュートで決勝点も奪ってみせた。
バルセロナでは同じ19歳でアメリカ代表のDFセルジーニョ・デストも活躍しており、コンラッド・デ・ラ・フエンテとデストはアメリカサッカー界の期待を背負っている。バルセロナでアメリカ人選手が2人も活躍するなど、アメリカのサッカーファンにとっては夢のようなシナリオだ。
「ドリブルからのシュートが決まっていれば、プスカシュ賞候補の1つだった」
「若手を抱えるバルサの未来は明るい」
「クレイジーな才能だ」
SNS上ではこのようにコンラッド・デ・ラ・フエンテを称賛する声が多く出ており、このままバルセロナのトップチームに定着することが期待されている。問題は指揮官ロナルド・クーマンがチャンスを増やしてくれるかどうかだが、トップチームで試してみたい逸材なのは間違いない。