ヴェルナーに負けてはいられない チェルシーで試練のときを過ごす若きFW

チェルシーで試練の時間を過ごすエイブラハム photo/Getty Images

定位置奪取に向けて改善したい点とは

2019-20シーズンは補強禁止処分を受けたクラブを救う存在として、チェルシーの前線で大いに躍動したイングランド代表FWタミー・エイブラハム。レンタルからの復帰初年度でいきなり公式戦47試合出場18ゴールを記録した彼は、間違いなく昨季ブルーズの希望だったと言える。

しかし、今季はそんなエイブラハムにとって試練のシーズンとなっている。補強禁止処分が解除となるや否や、クラブはさっそく大補強を敢行。そのなかには、昨季までブンデスリーガで得点を量産していたドイツ代表FWティモ・ヴェルナーも。鳴り物入りでチームに加わったストライカーは開幕から定位置を獲得し、ここまでチェルシーの攻撃陣を牽引している。しかし、その一方でポジションが被るエイブラハムの出場機会は減少。ここまで公式戦15試合に出場しているのだが、うち先発は9試合。起用法は昨季と比べて限定的だ。

そんなエイブラハムが、再びCFの定位置を掴むためには何が必要か。クラブOBのジミー・フロイド・ハッセルバインク氏は先日のトッテナム戦を例に挙げ、この23歳に足りないものについて英『Sky Sports』へ次のように語っている。

「この前のトッテナム戦において、エイブラハムには3回のゴールチャンスがあった。だが、結果的に彼はそのどれもを逃すこととなってしまった。エイブラハムはこういった部分の改善に努めなければならないよ。後半戦こそ少し苦労したが、昨季はこの上なくうまくやっていた。だが、2年目はもう少し成長した姿を見せてほしいところだ。彼の能力を考えれば、もっとうまくプレイできることは明白。時折成長を感じられることもあるから、どうにか改善してほしいと願っているよ」

このトッテナム戦に先発出場するも、何度か決定機を逸することとなってしまったエイブラハム。本人もヴェルナーに定位置争いで後れを取っている状況で少し結果を焦っている部分もあるか。とはいえ、ヴェルナーと併用される形で起用された何試合かではゴールを決める活躍も披露している。ゲームごとに波はあるものの、まだエイブラハムは23歳。現時点でこそ彼のゴール前における精度に物足りなさを感じている人は多いかもしれないが、チェルシーの若きFWのさらなる成長に期待したい。

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