1試合平均“3.3ゴール”奪う怪物集団 49試合で世界を変えた55歳の知将

バイエルンを指揮するフリック photo/Getty Images

ブレーメン戦は節目の一戦に

21日に行われるブレーメン戦で、バイエルン指揮官ハンジ・フリックは就任から50試合目を迎える。

昨年の11月3日よりチームを指揮するフリックは当初こそ暫定指揮官だったが、いきなり3冠を達成してクラブの信頼を獲得。バイエルンを欧州で1、2を誇る安定感を持つチームへと変えてみせた。

何より圧倒的なのは攻撃性だ。ブンデスリーガの戦いに限ればフリックは就任から31試合をこなしているが、すでに得点数は102点と3桁に達している。1試合平均にすると3.3点と圧倒的だ。
全体で見ると49試合をこなして4点以上奪ったゲームが22試合もある。そのうち6点奪ったゲームは4試合、8点奪ったゲームも2試合ある。その8点を奪った相手はバルセロナとシャルケで、どちらも弱い相手ではない。

49戦45勝1分3敗。ここまでのフリックの仕事に文句はつけられないだろう。今季もバイエルンはブンデスリーガ、チャンピオンズリーグの両方で優勝候補で、2シーズン連続の3冠だってあり得ない話ではない。

チャンピオンズリーグの方でもフリックは11戦全勝と圧倒的な成績を残しており、もはや名将と言い切っていいかもしれない。バイエルンでのフリック伝説はどこまで続くのか。ブレーメン戦でようやく50試合目を迎えるが、まだフリック伝説は始まったばかりだ。

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