ミランでは輝けなかった“カカー2世” イタリアを離れて新天地で復活へ

ミランでプレイしていたパケタ photo/Getty Images

快進撃の波に乗れず

セリエAでもヨーロッパリーグでも全勝進行を続けるミランのことをどのような思いで見つめているのだろうか。

今夏にミランを離れ、リヨンに移籍することになったMFルーカス・パケタにとっては複雑な快進撃かもしれない。

ブラジル代表でもプレイするパケタはカカー2世などと期待を集め、カカーも活躍したミランでチームを高みへ導くことが求められていた。
しかしセリエAの環境には合わなかったのか、ミランではカカー2世の片鱗を見せることができなかった。今季からは心機一転、フランスのリヨンからのリスタートだ。

パケタにとっては苦い欧州挑戦となったが、それでも現状を受け入れている。伊『Milannews.it』によると、パケタはリヨンで自分らしいフットボールを取り戻す考えだ。

「リベンジなんて思いはないし、このステップを感謝している。人生の一部だよ。今は自分のフットボールを取り戻したい。ブラジル人選手だし、ハッピーなフットボールをね。リヨンではそのエネルギーを感じられているよ」

まだ1試合だが、リーグ・アンのピッチも踏んだ。ミランを離れて影が薄くなったところはあるが、それでもフラメンゴにて高い評価を得ていた事実は変わらない。その実力をリヨンで示そうと燃えているはずだ。

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