[MIXゾーン]“勝てるチーム”になったフロンターレ セットプレイから3発で鬼木監督も手応え

川崎の指揮官を務める鬼木監督 photo/Getty Images

だいぶ試合巧者になってきた

川崎フロンターレは18日、明治安田生命J1リーグ第23節で名古屋グランパスと対戦した。

今季のリーグ戦で、唯一の黒星を喫した因縁の相手である名古屋をホームへ迎え入れた川崎。一進一退の攻防を繰り広げる中で、なかなかゴールを奪えない時間帯が続いたが、前半終了間際の44分に右CKからファーサイドへ走り込んだ三笘薫が押し込み、先制ゴールをゲットした。

さらに後半に入ると、ジェジエウが魅せる。57分に中村憲剛のFKから、65分に変化をつけた左CKからジェジエウが頭で合わせ、スコアを3-0に。守っては、主将・谷口彰悟を中心に最後まで集中を切らさず、川崎が見事前回のリベンジを果たしたのだ。今季打ち立てたリーグ戦連勝記録(10連勝)を自ら塗り替え、川崎は11連勝を達成している。

昨季は「12」ものドローを記録するなど勝ちきれない試合が多く、3連覇を逃していた川崎だが、今季はゴールを量産して“勝てるチーム”へと成長。今回の名古屋戦でも最後まで崩しきってのゴールはなかったが、3つのセットプレイでゴールをこじ開け、勝利を掴んで見せた。その結果、24試合消化した時点で、2位との勝ち点差を早くも「17」まで広げており、首位を独走している。川崎の指揮官を務める鬼木達監督も、「試合巧者」としての手応えを感じているようだ。名古屋戦について次のように語っている。

ーー試合を振り返って


まず本当に気持ちの入ったゲームをしてくれたと思います。プレッシャーがあったかどうかはわからないですけど、ただ本当に自分たちらしいサッカーをしようということで送り出した中で、強気で攻守において進めてくれました。得点というところでいうと、セットプレイではありましたけど、それも狙いのところでもありました。また、セットプレイを取るということは、そこまで攻撃をしているということ。そういう意味で言うと、選手が最後までゼロにも抑えてくれましたし、全員がやるべきことをしっかりやってくれたかなと思っています。

ーー前半の途中で中盤に少し微調整を加えたように見えたが、その意図は?


そうですね。少しボールを持たれたり、後ろに重心が行き始めたりしていたので、そこを少し盛り返したいなと思っていました。前日のトレーニングでも少し形を変えた中で手応えは掴んでいたので、勢いを出すために少し変えながら行きました。

ーー前回敗れた際に出場していなかった中村憲剛を今回は先発で起用。その効果はどう感じたか


まずこういうビッグゲームで、彼の存在というのは大きいです。あとはやはり、シンプルに練習でしっかりと結果を出していたので、いいパフォーマンスをしていたので。それがなければ、もちろん憲剛であってもゲームには参加できない。そういう意味で言うと、コンディションのところ、みんなと絡んでいる中でも前日からいいパフォーマンスをしていたので、そこは変わらず信頼をして使うことができました。本当に相手にとっては脅威だったのではないかなと思っています。

ーー連勝記録を自ら更新した今回の11連勝について


やはり自分たちの記録を作りましたけど、とにかくそれをシーズンの中で超えたい思いがありました。それは記録的なところもそうなんですけど……。記録がどうなのかわからないんですけど、やっぱり成長。1つ勝つことが成長という意味の結果につながっていくんじゃないかなと、自分の中では思っていたので。そういう意味で言うと、10連勝で満足することなく11連勝に向かっていった。そういうところをすごく選手に感謝していますし、評価しています。また、そういう歴史を作れるのであれば、やっぱり今のこのメンバーであれば作らないといけないと思っているので、また12、13と強い気持ちで挑みたいと思っています。

ーー今季強化してきたセットプレイから3得点。どのような狙いがあったのか。手応えは?


相手のウィークだったり、自分たちのストロングだったり、そういうものをしっかりと戸田コーチを中心にいろいろなスタッフが練ってくれた。それをしっかりと実行できたことが、本当に素晴らしいと思います。多くは言えることはないですけども……。ただ、こういうビッグマッチ、近い相手と戦うときにはセットプレイが必ずチャンスにも、ピンチにもなると思っていました。そういう意味で言うと、自分たちは相手に対して変なセットプレイも与えずに頑張ってくれたと思いますし、逆に相手がしっかりとした守備をしていた中で、ああいうセットプレイで取るというのはダメージを与えられたと思います。だいぶ試合巧者というか、そういうものが出せてきているのではないかなと思います。

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