“負けない秘訣”はケイスケ・ホンダ? 出場時と欠場時のチームデータが示すもの

ボタフォゴの本田 photo/Getty Images

ボタフォゴでも貴重な存在に

本田圭佑の得点もあって2-1で勝利した11日のスポルチ・レシフェ戦から4日。ボタフォゴは15日にアウェイでグレミオと対戦し、1-3で敗れてしまった。

今季初のリーグ戦3連勝といきたかったが、今回は完敗だ。では、前節スポルチ・レシフェ戦とは何が違ったのか。これが全てというわけではないが、それは本田のベンチスタートだ。

本田はグレミオ戦で先発を回避し、後半からピッチに立った。その結果が1-3の敗北だ。ブラジル『Globo Esporte』は、本田の不在がボタフォゴのパフォーマンスに大きな影響を与えていると分析する。
実際に数字で見ると、このグレミオ戦前の段階でボタフォゴは本田が出場した16試合で5勝10分1敗の成績を残している。一方で本田が欠場した6試合は1勝3分2敗だ。

引き分けの数が多いのは気になるところだが、本田がボタフォゴで味わった敗北は今回のグレミオ戦が2回目ということになる。本田が出場しているゲームで黒星を回避しているケースが多いのは事実だ。

また1試合平均得点数は本田出場時が1.25点、欠場時は1点。1試合平均失点数は本田出場時が0.81点、欠場時は1.33点となっている(いずれもグレミオ戦前の時点)。単純に数字だけで見れば、本田が出場している時の方が優れた結果を残している。

同メディアも「ホンダがフィールドにいると、ボタフォゴはより多くのゴールを奪い、ボールをよりポゼッションしてパスを交換し、少ない失点数に抑えている」と貢献度を評価する。

グレミオ戦の敗北理由を本田がベンチスタートしたからの一言で片づけることはできない。ただし本田が攻守両面でチームに貢献しているのは確かで、得点数と失点数の関係は印象的だ。

中盤から良い影響をチームに与えていると言うことができ、ボタフォゴにとって本田は貴重な存在となっている。

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