自身を動物に例えるならオクトパス
パトリック・ヴィエラの退団以降、アーセナルは常にヴィエラの後継者となるMFを探してきた。
ヴィエラはテクニック、パワー、サイズなどあらゆる武器を備えた超ワールドクラスのMFであり、簡単に後継者は見つからない。
しかし今夏にアトレティコ・マドリードから獲得されたMFトーマス・パルティには、そんなレジェンドへ近づくことが期待されている。
パルティはアーセナルが待ち望んでいた大型守備的MFでもあり、そのサイズ感や馬力がチームにどのような影響を与えるのか非常に興味深い。
英『Daily Mail』によると、パルティは自身のことをオクトパスと例えている。長いリーチを活かし、中盤でボールを奪い取る仕事を得意としているからだ。
「常に言っているけど、何か動物になるならオクトパスだ。僕はアルメリアにいた頃より、チームメイトからオクトパスと呼ばれてきた。タックルで多くのボールを奪ってきたからね」
その武器がプレミアリーグでも通用するならば、アーセナルの中盤は大きく変わるだろう。
またパルティは縦への推進力も評価されている選手だ。ダニ・セバージョスやグラニト・ジャカとは違うパワータイプのMFとしてかかる期待は大きい。
ヴィエラ級の活躍を求めるのは酷かもしれないが、それに近い仕事なら出来るかもしれない。ディエゴ・シメオネの下で鍛えられてきた守備力がアーセナルをどう変えるのか楽しみだ。