かつてヴェンゲルも惚れた“天才MF”の未来 自身初の海外挑戦も視野に

現在フリーとなっているウィルシャー photo/Getty Images

ウェストハムを退団して現在フリーに

元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーが、自身の将来について語っている。

現在28歳のウィルシャーはアーセナルの下部組織出身で、華麗なテクニックなどを武器にイングランド代表の各年代でもプレイし、若い頃から注目を集めてきた。「天才」と表現されることもあり、当時同クラブの指揮官を務めていたアーセン・ヴェンゲル監督の目にも止まると、2008-09シーズンに16歳ながらトップチームへ昇格。2008年9月に行われたブラックバーン戦で、クラブ史上最年少でのプレミアリーグデビューを飾った。

2010-11シーズンにはリーグ戦35試合に出場するなど、18歳で早くもアーセナルの主力に上り詰め、クラブの将来を担うと期待されたウィルシャー。しかし、その後はたび重なる怪我に苦しめられ、出場機会を増やせないシーズンが続き、なかなか満足のいく結果を残すことができず。2018年夏に再起を図ってウェストハムへ移籍するも、同クラブでも怪我に悩まされ、2年間でわずか公式戦19試合の出場にとどまった。そして今月5日、双方合意のもとで契約を解除したことが発表され、ウィルシャーはフリーになっていた。
そんなウィルシャーがインタビューに応じ、次のようなコメントを残した。英紙『Mirror』などが伝えている。

「これからは何か違うことにチャレンジしてみたい。イタリアやラ・リーガ(スペイン)のように、ほとんどのイングランド人選手がやったことのないような少し違ったことをね」

どうやら、今後は自身初の海外挑戦を視野に入れているようだ。また、同紙の情報筋によると、イングランド代表時代の大先輩であるスティーブン・ジェラードが監督を務め、ウィルシャーに興味を示していると噂されるレンジャーズ移籍については、もし接触があった場合は同選手の選択肢となるだろうが、今のところ何もないとのこと。果たして、ウィルシャーは今季、どの国のどのクラブでプレイしることとなるのか。

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