ドイツの超有望株だった男は復活するか 24歳が狙う“4部”からの再起

かつてバイエルンでプレイしたクルト photo/Getty Images

昨季は無所属の1年を過ごす

育成年代では周囲から“未来のスーパータレント”と呼ばれていたのに、気がつけばいつの間にか姿を消した。サッカー界にはそんな選手が少なくはない。

かつてバイエルン・ミュンヘンに所属していたFWシナン・クルトも、そういった元エリートの1人と言えるだろう。当時チームを率いていたジョゼップ・グアルディオラ監督にその才能を見出され、2014年にボルシアMGからバイエルンに引き抜かれた同選手。しかし、結局その才能がドイツの絶対王者で花開くことはなかった。

ドイツの世代別代表チームでは常に中心選手であり、かなりのエリートプレーヤーであったクルト。2014年にボルシアMGからバイエルンの下部組織に加入し、翌年4月には19歳でトップチームデビューを飾るなど、最初期はかなり順調なキャリアを形成していたと言っていい。

しかし、結局彼がバイエルンでトップの試合に出場したのはそのゲームのみ。以降、公式戦出場はなく、2016年にヘルタ・ベルリンに完全移籍することとなった。買い戻しオプションも付帯されていたのだが、ヘルタではほぼBチームでのプレイとなり行使されず。昨年2月にフリーでWSGスワロフスキー・ティロル(オーストリア2部)に加入したが、そこも半年で退団することになってしまった。2019-20シーズンはまだ24歳の若さで無所属を経験。クルトはすっかり“忘れられた存在”になってしまったと言っていい。

だが、そんな元エリートが1年ぶりに新たな就職先を見つけた。ドイツ4部のSVシュトラーレンは29日、クルトの獲得を発表。カテゴリをかなり下げたとはいえ、このMFは約1年半ぶりにドイツへ帰還することとなった。

そんなクルトが復活するかと注目しているのが独『Sport Bild』だ。同メディアは「元バイエルンの天才が戻ってきた」と、少し興奮気味に彼の帰還を伝えている。現時点ではトップで通用するか怪しいものの、しっかりと結果を残せばいずれクルトが1部の舞台に戻ってくることもあり得ると彼らは見ているようだ。

2020-21シーズンに4部クラブから再起を図る元エリート。はたして数年後、我々は再びトップの舞台で躍動するクルトの姿を目にすることができるのだろうか。まだ24歳。彼が再び脚光を浴びる日が来ること願うばかりだ。

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