フィルミーノはポジションを心配せよ 吹き荒れるタクミ・ミナミノ大旋風

リヴァプールの南野 photo/Getty Images

3トップの牙城を崩せるか

タクミ・ミナミノ大旋風がイングランドで吹き荒れている。

今夏のプレシーズンで確かな結果を出していたリヴァプールFW南野拓実は、24日に行われたリーグ・カップ3回戦のリンカーン・シティ戦で2得点1アシストの大活躍を見せたのだ。

もちろん相手のリンカーン・シティは格下クラブであり、プレミアリーグレベルの戦いではない。それでも南野のパフォーマンスが見事だったのは間違いない。
美しいミドルシュートだけでなく、このゲームでは前線から相手を追いかけ回す姿も目立っていた。この守備意識も南野がザルツブルクで叩き込まれてきた武器だ。

相手にプレスをかけ続け、攻撃面でも2得点1アシストの数字を残したとなれば文句はない。100点に近いパフォーマンスと言えよう。

このパフォーマンスから、英『Liverpool Echo』は「フィルミーノがポジションを心配するのでは」と取り上げている。

今季もリヴァプールはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノのトリオが攻撃の中心だが、いわゆる偽9番の位置に入るフィルミーノが南野のプレッシャーを感じているのではないかと同メディアは考えているのだ。

「タクミ・ミナミノは1月にザルツブルクからフィルミーノのパックアッパーとして獲得されたが、今リヴァプールの9番は少しばかりポジションを心配しているかもしれない」

フィルミーノの貢献度はサポーターの誰もが理解しているが、前線中央を務める選手としては得点数が物足りないとの指摘も受けている。

南野がフィルミーノ以上の得点感覚を見せることができれば、ポジション奪取のチャンスだって見えてくるはず。

次はプレミアリーグの舞台でネットを揺らしたいところだが、今の南野ならその瞬間も近いだろう。絶対的3トップの牙城を日本人アタッカーが崩す時がくるのか、楽しみすぎるチャレンジだ。

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