6年間“出番ゼロ”でも愛された インテルで戦い続けたサブGKの存在

インテルに所属してきたベルニ photo/Getty Images

6年間の冒険に幕

偉大なる選手が常にピッチ上にいるというわけではない。ベンチからチームを盛り立てる選手も時に大きな力となる。

2014年からの6年間、インテルで1度も出番がないながらも戦い続けたGKがいる。

37歳のトンマーゾ・ベルニだ。
ベルニはインテルの下部組織を経て、ラツィオやサンプドリアでプレイ。2014年にはインテルへ戻ってきたのだが、インテルにはサミール・ハンダノビッチがいる。

絶対的守護神ハンダノビッチの牙城を崩すことはできず、ベルニはこの6年間ずっとサブGKの立場にあった。

しかも出場はゼロ。それでも、ベルニはチームのために声を上げ続けていた。

奇妙な記録ではあるものの、ベルニはベンチにいながら2019-20シーズンのセリエAにて2度も退場処分を受けている。ベンチにいてもチームのために戦い続けた証の1つと言えよう。

そのベルニが今夏にインテルを離れることになった。出番はなかったが、英『Sportbible』は「クラブのレジェンドの1人が去り、インテルサポーターにとっては悲しい日だ」と取り上げている。

37歳のベテランはチームにとっての精神的支柱でもあったはずで、退団を悲しんでいるサポーターも多いはず。

出番はなかったが、インテルサポーターの記憶に残るGKの1人言えるだろう。

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