“V・ダイク&ヴァラン”のハイブリッド アーセナルの若き怪物DFに注目せよ

今夏からアーセナルに合流しているサリバ photo/Getty Images

「怪物と呼ぶに相応しかった」

現サッカー界で最高のセンターバックを決めるとすれば、最有力の候補となってくるのは誰か。おそらく、票が集まるのはリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクとレアル・マドリードのラファエル・ヴァランあたりだろう。両者は共に対人能力や、高さ、スピード、読みの鋭さなどCBに必要な能力を全て兼ね備えている選手だ。ヴァランは今季CLのマンチェスター・シティ戦で少し評価を落としてしまったが、それでもトップクラスであることに変わりはない。

しかし、近い将来そんな2人のトップ争いに殴り込みをかけるかもしれない逸材DFがいる。今夏からアーセナルに合流しているU-20フランス代表DFウィリアム・サリバだ。昨夏ガナーズに完全移籍しながらも、1年間のレンタルという形で今季はサンテティエンヌに留まり公式戦36試合に出場した同選手。2020-21シーズンは満を辞してのプレミアリーグ上陸となり、ファンも活躍に期待を寄せている若手CBだ。

身長192cmのサイズを活かした空中戦の強さに加え、まだ19歳とは思えぬ対人能力も併せ持つサリバ。“ポテンシャルの塊”とでも言うべきだろうか。まだティーンエイジャーだが、守備に不安の残るアーセナルでならいきなりレギュラーを獲得することも可能性としては低くない。それどころか、1シーズンでリーグを代表するCBになるなんて声もある。

まだ19歳の若者に期待をかけすぎではないか。そんなふうに考える人もいるだろう。しかし、彼のプレイを近くで見てきた指導者も、サリバの才能には太鼓判を押している。U-19フランス代表監督を務めるジーン・リュック・ヴァンヌッキ氏は、サリバを“ファン・ダイクとヴァランのハブリッド”と評価。英『The Telegraph』に対して、若きCBを次のように絶賛している。

「この世代で最も才能豊かな男。これこそ私がサリバを始めて見たときに抱いた印象だよ。彼と他の選手との間には大きな差があったからね。サリバがボールを奪ってから中盤に持ち上がる際に、誰も彼を止めることができなかったんだ。まさに怪物と呼ぶに相応しかった。サンテティエンヌでもまだ彼は若いのに、そこでプレイすることが当然といったようにプレイしていたね。彼のスピードとパワー、インターセプトの能力、そしてポジショニングの良さはファン・ダイクとヴァランを足したような感じだ。凄まじい能力を備えた選手だよ」

この1年、アーセナルが合流を待ち続けた若き大型CB。はたして2020-21シーズン、サリバはその前評判通りのパフォーマンスをプレミアの舞台で披露することができるか。噂通りの逸材ならば、ガナーズの守備は大幅に改善されるはずだ。

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