ノルウェーの神童が挑む“アンタッチャブル崩し” レアル中盤に革命起きるか

ソシエダで結果を残したウーデゴー photo/Getty Images

新たなる司令塔となれるか

もう1シーズンだけレンタル先で過ごす案もあったが、レアル・マドリードはMFマルティン・ウーデゴーの復帰を決めた。

ウーデゴーは今季レンタル先のレアル・ソシエダにて全コンペティション合わせ7得点9アシストの成績を残しており、リーガ・エスパニョーラの中でも特別な輝きを放つ存在となっていた。レアル・マドリードでプレイするだけの実力は十分にあるはずだ。

そんなウーデゴーが挑むのは、長きにわたってレアルの中盤に君臨してきた「アンタッチャブルな2人」からポジションを奪うことだ。
ここでいう2人とは、トニ・クロースとルカ・モドリッチのことだ。特にモドリッチとの競争はハードなものとなってくるだろう。

カゼミロもアンタッチャブルだが、カゼミロとウーデゴーでは役割が違いすぎる。この2人の間でポジション争いは起こらないだろう。

スペイン『MARCA』はレアルがウーデゴー復帰を決めた理由として、ポール・ポグバらスタープレイヤーを獲得するより低コストで補強が出来ること、そしてモドリッチらベテランが多い中盤をリフレッシュさせることを挙げている。

クロースとモドリッチはレアルの攻撃をコントロールする存在であり、ウーデゴーが2人とは違うリズムを加えられるかが注目ポイントの1つになる。

ハメス・ロドリゲスが構想外になっていることを考えると、ウーデゴーは中盤で貴重なレフティーとなる。上手く起用することができれば攻撃に幅を加えられる存在になるだろう。

もちろん今季ブレイクしたMFフェデリコ・バルベルデのことも忘れてはならない。こちらもクロースやモドリッチとはタイプが異なるが、カゼミロとバルベルデのダブル起用で守備は大幅に安定した。来季もカゼミロ&バルベルデは重要な戦力となるだろう。

果たしてウーデゴーはこの厳しい競争を勝ち抜き、中盤でポジションを確保できるのか。ウーデゴーの成功は同じくレアルからレンタル移籍を続けている日本代表MF久保建英にとっても励みになるはずで、ウーデゴーが銀河系軍団の中盤をコントロールすることができるのか今から楽しみだ。

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