アーセナル指揮官の粋な発言 トロフィーを落下させた主将へ

優勝の喜びを分かち合うオバメヤンとアルテタ監督 photo/Getty Images

来季以降の残留も望む

アーセナルの指揮官を務めるミケル・アルテタ監督の粋な発言が話題を呼んでいる。

1日に行われたFAカップの決勝で、チェルシーと対戦したアーセナル。開始早々に先制点を許したが、エースとして今季も攻撃を牽引してきたピエール・エメリク・オバメヤンの2ゴールで逆転に成功し、2-1の勝利を収めた。この結果、同大会の歴代最多となる14度目の優勝を成し遂げている。

ただ、試合後に行われたセレモニーでアクシデントが。チームのキャプテンも務めるオバメヤンがトロフィーを掲げようとした際、なんとか事なきをえたが、誤ってピッチにトロフィーを落としてしまい、チームメイトたちと頭を抱える場面があったのだ。英『Evening Standard』などによると、そんなちょっとしたミスを犯してしまったオバメヤンについて、アルテタ監督は次のように述べたという。
「そういった事も起こるものだよ。数年前にも起こっていたと思う。オバメヤンはトロフィーの扱いをもっと経験する必要があるね。我々と一緒に慣れていけばいいさ」

アルテタ監督はオバメヤンのミスを咎めるのではなく、これから一緒に多くのタイトルを勝ち取っていこうとメッセージを送ったのだ。さらに、今夏に移籍が噂されている同僚との今後についても言及。指揮官はエースの残留を強く望んでいるようだ。

「彼は私がどう思っているか知っているよ。彼を中心にチームを作りたいと思っていることをね。私は彼がここに残りたいと思っていてくれていると思うし、そのための契約を成立させるだけだ。今日のような瞬間は、我々が正しい道を進んでいることを確信させてくれる。彼はクラブに関わるすべての人に愛されているし、我々と一緒に戦い続けて欲しい」

一度はクラブから心が離れてしまったグラニト・ジャカの心を掴むなど、シーズン途中からの就任ではあったが、選手たちから絶大な信頼を得ているアルテタ監督。モチベーターとしても重要な指揮官のポジションで、今季は結果以上のものを残しているかもしれない。復活を目指す来季、指揮官のさらなる手腕発揮に期待がかかる。そのためには、間違いなくオバメヤンの力も必要だ。

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