アントニー・マルシャルやマーカス・ラッシュフォードら前線にスピード豊かなアタッカーを揃えるマンチェスター・ユナイテッドは、彼らの仕掛けからPKを獲得する機会も多い。
問題は、そのPKを誰が決めるかだった。一時期マンUではPK失敗が目立つと言われていたのだが、ようやくその問題を解消する人物が現れた。
今冬にスポルティング・リスボンから加わったMFブルーノ・フェルナンデスである。
フェルナンデスへの大絶賛が止まらない状態となっているが、PKも同じだ。冷静沈着なフェルナンデスはPKも得意としている。
英『Daily Star』によると、フェルナンデスが最後にPKを外したのは2018年の10月のこと。ポルトガル国内リーグのカップ戦にて、GKミゲル・ソアレスにストップされている。
ソアレスは当時のPKストップを誇りに思っているようで、今でもフェルナンデスのファンなのだとか。プレミアリーグでもPKの成功を続けてほしいと語っている。
「当時のストップは素晴らしい瞬間だった。止めることができたのは、左への小さな動きを入れたから。ブルーノはPKでGKのことをよく見ているから、私も同じことをした。左へ飛ぶ動きを見せ、そこから右へ動いたんだ。出来るだけ判断に時間をかけさせたかったし、簡単に蹴らせたくはなかった。プレミアリーグでもブルーノにはPKを決め続けてほしいね」
フェルナンデスはプロになってから28本のPKを蹴り、そのうち26本を沈めている。マンUはPKキッカーのチョイスに悩んでいたところがあったが、ひとまずブルーノに決定でいいだろう。
ポール・ポグバとの連携、テクニック、得点力、そしてPKの技術と、フェルナンデスの評価は上がり続けている。
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