もう“NEXTピルロ”と呼ばないで? イタリア代表MFが訴えるレジェンドとの差

ブレシアのトナーリ photo/Getty Images

再三にわたり否定

今、イタリアに各方面から“NEXTアンドレア・ピルロ”と呼ばれている逸材がいる。ブレシアに所属する20歳のイタリア代表MFサンドロ・トナーリだ。

2017-18シーズンに頭角を現し、昨季は大車輪の活躍でブレシアのセリエA昇格に貢献したトナーリ。今季は初挑戦となった1部リーグでもその実力を証明しており、中断前までのリーグ戦23試合で1ゴール5アシストを記録している。柔らかいボールタッチで中盤を支配するだけに、人々が彼を“NEXTピルロ”と呼ぶのも無理はないだろう。

しかし、トナーリ自身は周囲から“NEXTピルロ”と呼ばれることに違和感を覚えているようだ。英『BBC』のインタビュー内で、同選手は次のように語っている。

「正しい犠牲を払えば、僕は世界の頂点に到達することができると思う。まだ自分が思っていることの半分も達成することはできていないよ。でも、それを成し遂げようとする気力は十分に持っている。自分がピルロの後継者だと思うかって? いいや、思わないよ。そもそも、僕には彼ほど長い距離を正確に通すスルーパスなんてできないんだ。本当に彼の能力は羨ましいと思ったことしかないね」

かねてより“NEXTピルロ”との異名に違和感を持っていることを明かしていたトナーリ。本人の謙遜もあるだろうが、そのプレイスタイルの違いから否定を繰り返しているというのもあるか。彼は攻撃時こそピルロのように優雅なパスで観衆を魅了するが、守備時にはかつてACミランなどで活躍したジェンナーロ・ガットゥーゾのようにボールを追い回す。かなりおもしろい二面性を持った選手だ。

「トナーリと私は全くタイプが違う。守備面などにおいて、彼は私よりも完璧な選手だ。私と他の誰かのミックスした選手と言ったほうがいいかな」

先日はピルロ本人もトナーリへこのような評価を与えており、やはりこの2人は似ているようで少し違う選手なのだろう。攻撃時にはエレガント、守備時には泥臭いイタリアのヤングスター。将来どんな選手として完成を見るのか、非常に楽しみな逸材だ。

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