現在ドイツ・ブンデスリーガにおけるトップレベルのチャンスメイカーといえば、アシストランキングでトップを争うバイエルン・ミュンヘンのFWトーマス・ミュラー(18アシスト)とドルトムントのFWジェイドン・サンチョ(16アシスト)というイメージが強い。彼らは文句なしに自軍のチャンスを幾度となく演出している。
他にはRBライプツィヒのMFクリストファー・エンクンクも好調だ。ここまで13アシストを記録しているテクニシャンも、アシストランキングではドルトムントのMFトルガン・アザールと並んで3位タイにつけている。しかし、リーグ戦再開後に凄まじい勢いでチームにラストパスを供給している少し意外な選手がいる。
それはホッフェンハイムに所属するMFロベルト・スコフだ。昨季まで所属したコペンハーゲンでは48試合32ゴールを記録しており、その得点力や左足得意のウインガーであることから“デンマークのガレス・ベイル”との異名を取った。しかし、今季ホッフェンハイムに加入すると、彼はウイングだけでなく左サイドバックや左インサイドハーフもこなすチャンスメイカーに。サイドからのクロス、カットインしてからのラストパスなどアタッキングサードで違いを生み出している。
そんなスコフの驚愕データが明らかとなった。データサイト『WhoScored』によると、同選手はリーグ戦再開後の4試合でなんとキーパス数11本を記録しているという。これはミュラーと並ぶリーグトップタイの数字。今季はまだアシストこそ「5」しかないスコフだが、意外なところで好スタッツを記録している。伏兵とも言える存在だけに、かなりのサプライズと言えるだろう。
ドイツで暴れるデンマーク産のマジカルレフティー。センスだけであればミュラーに匹敵するかもしれない男が、終盤戦のブンデスリーガを盛り上げる。
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