ドイツでハイパフォーマンスを披露し続けている有能ストライカーは、来季どこでプレイしているのだろうか。RBライプツィヒに所属するFWティモ・ヴェルナーには今夏移籍の噂が絶えない。
現在、最有力とされているのはプレミアリーグのリヴァプールだ。同クラブはかねてよりこの22歳に関心を示していると伝えられており、そのスピードは同クラブを率いるユルゲン・クロップ監督のサッカーにフィットするのではと期待されている。昨季チャンピオンズリーグを制したトップクラブだけに、ヴェルナーとしても彼らに誘われれば気持ちはかなり移籍へと傾くかもしれない。
しかし、リヴァプールには完成された3トップが前線に君臨している。モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノのトリオは強力で、ヴェルナーがレギュラーを確保できる保証はどこにもない。となれば、ライプツィヒに留まることも視野に入るだろう。現在、このドイツ代表FWはかなり悩んでいるはずだ。
ライプツィヒを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督もエースの気持ちを思いやる。態度にこそ出さないが、ヴェルナーは相当に選択を迷っているだろうと、指揮官は独『Sport Bild』に対して次のように語る。
「ヴェルナーの雰囲気はいい感じだよ。気分は良さそうで、トレーニングでも問題ないように見えるね。とてもいろんな噂が浮上しているような選手の印象はないかな。でも、彼はまだ若い選手だ。間違いなく、家では奥さんと一緒に移籍するかどうかを考えていることだろう。私もホッフェンハイムから去る時は似たようなものだったよ。だけど、ストライカーの場合はさらにデリケートな問題だね。新天地でパタリとゴールを奪えなくなる可能性がある」
移籍による大失敗の可能性も考慮して決断を下さなければならないヴェルナー。はたしてこのドイツ代表FWが最後に選ぶのはステップアップか、それとも残留か。24歳の心は揺れ動いている。
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