裏取られたら“100回中99回”はゴール コルドバが語る厄介だったストライカー

ミランで活躍したシェフチェンコ photo/Getty Images

2000年代前半最高のストライカーの1人

ミランでは多くの名ストライカーが活躍してきたが、21世紀に入ってからで考えると元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコは限りなくクラブNo.1に近い存在ではないか。

1999年に加わったシェフチェンコは、セリエA得点王を2度獲得。チャンピオンズリーグ制覇にも貢献し、2004年にはバロンドールにも選ばれた。2000年代前半のサッカー界における最強ストライカーの1人と言って間違いないだろう。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、ライバルクラブのインテルDFとしてシェフチェンコと対戦してきたイヴァン・コルドバも最も厄介なストライカーだと認める。
全盛期のシェフチェンコは圧倒的なスピードがあり、得点感覚も抜群。DFとしては一瞬も目が離せない存在であり、少しでも隙を与えると決定的な仕事をされてしまうイメージか。

「彼は速くて、メンタリティも強かった。最終ラインの裏に抜け出して彼がボールを持てば、100回中99回はゴールが決まる。私個人はそのようなところを覚えていないけどね。私は対戦相手に不安を覚えたことがない。まず第一にチームディフェンスがあり、私はチームメイトを信頼していたからね。シェフチェンコ相手に1人と感じたことはない。そして個人での戦いも準備していた」

コルドバはこのようにコメントしている。2002-03シーズンにはチャンピオンズリーグ準決勝でミランとインテルのダービーマッチが実現しており、当時のセリエAは今と比較にならないほどハイレベルで実力差も均衡していた。シェフチェンコをはじめとするミラン攻撃陣VSインテル守備陣も非常に見応えある戦いだった。そこには激しい読み合いがあったのだろう。

その2ndレグではシェフチェンコが得点を決めており、結果的にミランは決勝でもユヴェントスを撃破して優勝している。コルドバもシェフチェンコ相手に上手くやれていたとの感覚はあるようだが、それでも当時のシーズンは苦い記憶だろう。

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