6月30日で契約満了を迎える選手はどうなる? プレミアリーグが“特例”を発表

契約満了により今季限りでマンC退団を明言していたダビド・シルバ。クラブと本人次第だが、シーズン終了までプレイが可能に photo/Getty Images

短期的な契約延長が可能に

プレミアリーグは14日、2020年6月30日で契約が満了を迎える選手に関して、短期的に契約を延長することを可能にすることで、全クラブと合意に至ったと発表した。

世界中で猛威を振るい、大きな問題となっている新型コロナウイルス。サッカー界にも影響を与えており、世界各国リーグは中断を余儀なくされている。そんな中、先日フランスのリーグ・アンは政府の声明を受けて今季を打ち切ることを決断。一方で、ブンデスリーガは無観客開催ながら今月16日からリーグ戦を再開することを発表していた。また、プレミアリーグ 、リーガ・エスパニョーラ、セリエAもブンデスリーガに続けるよう、6月中の再開を目指している状況だ。

ただ、もし無事にリーグ戦を再開できたとしても、2、3ヶ月もの中断期間の影響は大きく、日程の大幅な遅れは免れない。そこで問題となってくるのが選手との契約だ。欧州では各選手と各年の6月30日までの契約を結ぶことが通例。そのため、今季終了を待たずして契約満了を迎えるてしまう選手たちが多数おり、彼らをどうするのかに注目が集まっていた。
そして、プレミアリーグは月曜日に開催された株主総会の際に、今季限りの特例として短期的な契約延長を可能にすることで、同リーグに所属する20クラブが満場一致したという。プレミアリーグの最高責任者であるリチャード・マスターズ氏も「今日、我々が決めたことは、リーグが中断される前と可能な限り同じチームでシーズンを終えられるようにすることだ。選手たちは6月30日を超えてもシーズンの終わりまで契約を延長することができる。ただ、双方の合意が必要だがね」と話している。

なお、クラブと選手が6月30日以降の短期的な契約延長を行うためには、同月23日までに双方が延長に合意する必要があるという。

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