地球を代表する万能戦士も!? “8人”の現役最高ユーティリティプレイヤー

アラバも超がつくユーティリティプレイヤー photo/Getty Images

複数ポジションをこなす職人たち

現代サッカーでは、複数のポジションをこなすユーティリティプレイヤーの重要度が高まっている。1つのポジションしかこなせないという選手は減少傾向にあるのだ。

その中でも、超ハイレベルと称されるユーティリティプレイヤーたちがいる。英『90min』は「現サッカー界で最も多才な8選手」と題した特集を組んでいるが、どの選手もチームに欲しい万能戦士ばかりだ。

1.サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリード)

主に中盤でプレイする選手だが、中央からサイドまでこなすユーティリティ性を誇る。しかも単なるユーティリティプレイヤーではなく、同メディアは全てのポジションをトップレベルでこなせると評価する。25歳を迎え、徐々にアトレティコでも存在感が増してきたサウールもワールドクラスと評価すべき選手か。

2.ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)



ジョゼップ・グアルディオラにも評価されていたキミッヒは、かなりサッカーIQの高い選手なのだろう。サイドバック、ボランチ、さらにはセンターバックを任されたこともある。どのポジションからも攻撃を組み立てることができ、そのサッカーセンスは圧倒的だ。

3.ジェイムズ・ミルナー(リヴァプール)



困った時はミルナーにお願い。今のリヴァプールでは何度もそうしたシチュエーションがあった。中盤が本職ではあるものの、時には左サイドバックを担当することもできる。運動量も豊富で、まさに仕事人とのイメージがピッタリだ。

4.ダレイ・ブリント(アヤックス)



「彼は過小評価されているが、彼の適応性は疑いようもない」と同メディアは称えているが、ブリントはセンターバック、左サイドバック、中盤もこなすことができる。レフティーなのも特徴的で、非常に便利な選手と言えよう。

5.ダビド・アラバ(バイエルン)



そのブリント以上に高い評価を得ているレフティー万能戦士こそアラバか。若い頃よりバイエルンでポジションを確保しているアラバは、クラブでは左サイドバックを長らく担当してきた。しかしオーストリア代表では創造性を活かして中盤を担当することも多く、今季はバイエルンでセンターバックも完璧にこなしている。

同メディアも「地球上で最も多才な選手の1人」と絶賛するが、キミッヒに続いてアラバまで抱えているのがバイエルンの強みか。

6.エムレ・チャン(ドルトムント)



チャンの場合は体の強さが大きな武器だ。中盤でプレイすることが多いが、184cmのサイズは最終ラインでも活かすことができる。サイドバック、さらにはセンターバックをこなすことも可能で、所属するドルトムントでも幅広い役割をこなしていくことになるだろう。

7.アシュリー・ヤング(インテル)



ヤングはすっかりサイドバックとのイメージが定着したが、若い頃は攻撃的なウイングの選手だった。しかし年齢を重ねるとともに出来る役割を増やし、マンチェスター・ユナイテッドでも左サイドバックのポジションを確保。これまでは中盤の選手が多く選出されてきたが、ヤングは彼らと違って攻撃的なポジションから守備的なポジションへと切り替えたタイプとなる。

8.アレッサンドロ・フロレンツィ(バレンシア)



フロレンツィもヤングと似ているか。右サイドバックから攻撃的なウイングまでこなすことができ、必要とあらば中盤も担当できる。ヤングと同じく派手さはないが、複数ポジションを担当できることに加えて主将を任されるだけのリーダーシップも備える。複数ポジションを担当する力はキャリアを長く続ける秘訣でもあるのだろう。


1つのポジションをこなす専門的プレイヤーなどもう古い。3バック、4バックなどシステムの使い分けにも柔軟に適応し、試合途中にポジショニングを変えていくことも当たり前にこなす必要がある。キミッヒやアラバはそうしたトレンドの最前線を走る選手と言えるか。


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