F・トーレスにクロアチアのメッシまで ミランで成功できなかった“6選手”

ミランでプレイしていたトーレス photo/Getty Images

実績あっても成功できないケースも

近年イタリアの名門・ミランが苦戦してきた理由の1つに、補強の失敗が挙げられる。上手くいかない補強がいくつもあり、十分にチームが強化されてこなかったのだ。

そこで『90min』は、「2013年以降のミラン・ワースト補強」なる特集を組んでいる。世界的に名前が知られた選手も多いのだが、なぜかミランでは結果が出なかった。

1.ニコラ・カリニッチ

カリニッチの場合は期待も大きかった。なぜならカリニッチはすでにイタリアのフィオレンティーナで結果を出していたストライカーで、セリエAの環境には慣れた人物と考えられていたからだ。

ところが、ミランでは6得点しか奪えなかった。2018年にはアトレティコ・マドリードへ移籍しており、カリニッチにとってもミラン移籍は失敗だったか。

2.フェルナンド・トーレス



FWの選出が続く。サガン鳥栖でもプレイしたトーレスは2014年にミランへ加わったが、同メディアも以前のトーレスに出会うことはなかったと振り返っている。全盛期と呼べるリヴァプール時代から考えると、トーレスのパフォーマンスは寂しいものがあった。

3.アレッシオ・チェルチ



主に右サイドから個の力で仕掛けられる選手だったチェルチは、トリノで眩い輝きを放っていた選手だ。ミランでも同じ輝きを放つことが期待されたが、結果は散々なものに。

同じレフティーとして本田圭佑以上のものが求められていたのだが、チェルチも全盛期はすでに過ぎていたのかもしれない。ミランを去ってからも寂しいキャリアとなっており、昨年からはセリエBのサレルニターナでプレイしている。

4.クリスティアン・ザッカルド



イタリア代表の一員として2006ドイツワールドカップ制覇に貢献していたDFザッカルドは、パルマで100試合以上に出場してきた熟練の守備職人だった。

2013年より加わったミランでも堅実なプレイが期待されていたが、ザッカルドがミランでプレイしていたことを忘れていた人もいるだろう。ほとんど出場機会がないままミランを去っている。

5.アレッサンドロ・マトリ



イタリアの複数クラブでプレイしてきたマトリは、実はミランのユース出身プレイヤーだ。当時は出番がなかったが、2013年にミランへ復帰。カリアリ、ユヴェントスなどで経験を積んでミランへ戻ってきたわけだ。

ところが、ミランではまさかの1得点で終わってしまった。僅か半年でフィオレンティーナにレンタル移籍することになり、何とも呆気ない古巣復帰だった。

6.アレン・ハリロビッチ



ベテランの選手が数多くリストアップされてきたが、ハリロビッチは別だ。

クロアチアのメッシとも呼ばれてきたハリロビッチはバルセロナで失敗し、2018年にミランへ。現在はオランダのヘーレンフェーンにレンタル移籍しているが、まだ23歳だ。

ミランで何の結果も残していないのは事実だが、年齢を考えるとまだミランで戦力になることは十分に可能だ。ミランでクロアチアのメッシとの呼び名が間違いではなかったことを証明する日はくるのか。もう少し待ってみたい。

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