イタリアの強豪はまたも有能選手を“ゼロ円”で手に入れるのか。セリエAのユヴェントスが1年半後の2021年夏に欧州屈指のチャンスメイカーをフリー移籍で迎え入れることを画策しているようだ。
これまでもフリー移籍で多くの実力者を獲得してきたユヴェントス。過去に同クラブで存在感を示したMFアンドレア・ピルロやDFダニエウ・アウベスなどもフリーでチームに加わった選手だ。昨夏にはアーセナルからMFアーロン・ラムジー、パリ・サンジェルマンからMFアドリアン・ラビオを移籍金ゼロで確保している。もはやこの補強策はユヴェントスのお家芸と言っていいだろう。そしてどうやら、今後もこの路線は継続していく考えなのだろうか。将来の補強候補に挙がっているとされるベテランMFも、近いうちに現所属クラブとの契約が満了を迎える選手だという。
伊『calciomercato』によると、ユヴェントスがターゲットとしているのはPSGのMFアンヘル・ディ・マリアだ。現在32歳の同選手は、今季リーグ・アンで圧倒的な破壊力を披露しているPSG攻撃陣の一翼を担う存在。ネイマール、キリアン・ムバッペ、マウロ・イカルディに彼を加えた攻撃ユニットは強力で、フランス国内では“ファンタスティック4”という異名を付けられ他クラブから恐れられている。
そんなディ・マリアだが、PSGとの現行契約は来季限りで満了。少し先の話ではあるものの、未だ同選手とクラブの間に契約更新の話は持ち上がっていないという。そこにユヴェントスが目をつけたわけだ。これまではその高額な移籍金と給料の問題で獲得を見送ってきたとされるが、2021年の夏はビアンコネリにとってディ・マリアを獲得するまたとないチャンスと言えるだろう。
データサイト『WhoScored』によると、今季リーグ戦におけるビッグチャンス創出数で欧州5大リーグトップの数値を記録しているディ・マリア(32回)。2021年時点では33歳となっているが、確保できれば熟練の業でユヴェントスの攻撃に厚みをもたらしてくれるはず。はたして将来、イタリアの強豪にこの有能チャンスメイカーはやってくるか。今後の動きには注目だ。
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