近いうちにレアル・マドリードは再びワールドクラスのストライカーを確保することができるか。2018年夏にそれまで絶対的な存在だったクリスティアーノ・ロナウドをユヴェントスに放出して以降、レアルはストライカー不足に悩まされている。
C・ロナウドの穴を埋めるべく昨季や今季前半戦はカリム・ベンゼマが奮闘したが、ここにきて彼の得点ペースの落ち着いてきてしまった。十分な働きは見せているのだが、年明け以降の彼はリーグ戦でわずか2ゴール。少し息切れしてしまった感は否めない。長期的な後継者としてフランクフルトから確保したルカ・ヨビッチもここまでたったの2ゴールと期待を大きく裏切る結果となっている。
では、そんなレアルを救うことができるのは誰か。解決策としてパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペを獲得するに越したことはないだろう。すでに“世界最高級ストライカー”としての地位を確立した20歳を確保できれば、この男は長くチームの顔として活躍してくれるはずだ。しかし、すぐにムバッペを確保することは難しい。PSGは同選手の放出を断固拒否する構えのようで、獲得できるにしてもそれは現行契約が残り1年となる2021年夏になるとの予想が大半だ。
そこでスペイン『MARCA』は「レアルはストライカーとして今夏誰を獲得すべきか」とのファンアンケートを実施。候補はインテルのラウタロ・マルティネス、ドルトムントのアーリング・ハーランド 、ライプツィヒのティモ・ヴェルナーとなっているが、少し意外にも票は1人の選手に集中することとなった。
選ばれたのはハーランドだ。その得票率はなんと43%。レアルのファンは圧倒的にノルウェーの神童を支持している。L・マルティネスやヴェルナーも良い選手であることは間違いないが、全ての能力をハイレベルに兼ね備え、独力でゴールを奪えるハーランドのような選手が今の白い巨人には必要ということか。おそらく、まだ19歳という若さも関係しているのだろう。L・マルティネスに関してはEU圏外枠を使ってしまうというのもありそうだ。
マドリードの人々が望むハーランドの加入。はたして、この若者は今冬ドルトムトへ移籍したばかりだが夏にまたステップアップすることがあるのだろうか。獲得できれば文句なしだが、レアルにとっては“ムバッペ級”とも言えるなかなか難しいミッションとなりそうだが。
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