元伊代表監督も太鼓判 「欧州最高の選手」の可能性を秘めた若き至宝

本能に従って長所を伸ばしていくべき

かつてフィオレンティーナやイタリア代表などの指揮を執ったチェーザレ・プランデッリ氏が、古巣を牽引する“若き至宝”の将来に太鼓判を押している。

イタリア代表でも活躍した父エンリコの血を受け継ぎ、将来の活躍が期待される現在22歳のフェデリコ・キエーザ。下部組織時代から長年過ごしてきたフィオレンティーナで、2016年にセリエAデビューを果たすと、2016-17シーズン後半戦には早くもレギュラーを確保した。そして、チームが不調に陥っているものの、今季もここまでセリエA23試合に出場して6ゴール5アシストを記録している。

さらに、これまでサイドを主戦場としてきたキエーザだが、今季は2トップの一角として存在感を発揮するなど、抜群のサッカーセンスで新たな才能も見せているのだ。プランデッリ氏もそんなキエーザを絶賛しているが、同氏は複数のポジションをこなせるユーティリティ性を伸ばしていくよりも、自身の本能に従って長所を伸ばしていくべきと考えているのかもしれない。
伊『calcionews24』などによると、インタビューに応じたプランデッリ氏はキエーザについて「彼は、忍耐強く一つの方向だけを向いて努力していかなければならない。私は彼の役割について話そうと思う。キエーザは戦術的なポジションに関して、自身が素直に感じているものに特化していくべきだ。もし彼がこれをすることができれば、ヨーロッパで最高の選手になれるんじゃないかな」と語っている。

現在、キエーザにはユヴェントスなどいくつかのビッグクラブが興味を示しているとされるが、この若き至宝はさらなる成長を遂げてスーパースターたちと肩を並べることができるのか。

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