移籍したいって言ったのに…… 元バイエルンDFが前指揮官に恨み節

昨季までバイエルンに在籍していたラフィーニャ photo/Getty Images

指揮官の要請で残留も出番減少

昨季、バイエルン・ミュンヘンで不遇の時を過ごしたDFが当時のことを振り返っている。現在フラメンゴでプレイするラフィーニャが苦境に立たされた古巣時代について口を開いた。

昨季ニコ・コバチ前体制下で前半戦こそコンスタントに試合に出場していたものの、後半戦に入ってプレイタイムが激減したラフィーニャ。シーズン終盤には出場時間が10分未満などという試合も少なくない状況で、出番の確保には苦労していた。

そんなラフィーニャがコバチ監督と過ごした苦しい時間を独『Sport Bild』のインタビューで回顧。元指揮官は自身をチームに引き止めておきながら出場機会を与えなかったと、この34歳は次のように語っている。
「コバチと過ごした時期は僕にとって難しいものだったね。2018-19シーズンの開幕前に、僕は彼に移籍させてくれと頼んだんだ。レヴァークーゼンからのオファーがあったからね。でもその時、彼は『ダメだ。まだここにいてくれ。私はまだ君のことが必要なんだ』って言ったのさ。だから残ったのに、結局シーズンの後半戦から彼は僕を起用しなくなったんだ」

「コバチのことをリスペクトはしているけど、もしあと少し状況が違っていたのならば、何人かの選手はまだバイエルンでプレイしていたかもしれないね。ロッベン、リベリ、ハメス、フンメルス、レナト・サンチェス、ビダル、そして僕さ。だけど、そんなことは起きそうにもなかった。残念だったけど、僕らはコバチの下で終わりを迎えたのさ」

バイエルン時代、自身に出場機会が与えられないことに関して、「監督の僕への扱いは不当」と公にコバチ監督を批判していたラフィーニャ。この他にも、コバチ監督の不誠実さがバイエルンの低迷を招いた原因とブラジル人は前指揮官を口撃している。やはり、未だに根に持っている部分はあるのだろうか。信頼に値しない指揮官の下で、長くない選手生活のうち1年を無駄にしてしまったとラフィーニャは今頃考えているかもしれない。

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