堅守ユーヴェがクリーンシートを取れない 指揮官を悩ませる課題

今季からユヴェントスの指揮官を務めるサッリ photo/Getty Images

「願わくばこの弱点を根絶したい」

今季のユヴェントスは何かがおかしい。これまで欧州屈指の堅守を誇ってきたイタリアの絶対王者だが、今季は守備の不安定さが露呈してしまうことが多く、指揮官の頭を悩ませている。

22日に行われたセリエA第25節で、最下位に沈むSPALと対戦した首位のユヴェントス。敵地での戦いながら60分までに2点を奪い、試合を優位に進める。ミッドウィークに行われるリヨン戦(チャンピオンズリーグ・ラウンド16)へ向けて弾みをつけるためにも、格下相手にきっちり無失点に抑えて試合を終えたかったが、69分に献上したPKを沈められてしまい1点差に。その後、なんとか逃げ切ったものの、2-1としこりが残る結果となってしまった。

ユヴェントスは第25節終了時点で19勝3分3敗と、勝ち点を「60」まで伸ばして首位に立つが、今季は格下相手に苦戦する試合も多い。そして、データに顕著に現れているのが失点数の多さだ。前人未踏のセリエA8連覇を成し遂げるとともに、8年連続でリーグ最少失点を記録してきた同クラブだが、今季は現時点でラツィオ(失点「21」)とインテル(同「22」)に次ぐ3位。この8年間でユヴェントスの失点数が最も多かったのは昨季の「30」で、今季はまだシーズンの約3分の2しか消化していないのにもかかわらず「24」となっている。クリーンシート数を見ても、第25節終了時点で昨季は「14」、2季前は「16」あったのに対し、今季はまだ「8」しかないのだ。

伊『sky sport』のインタビューに応じたマウリツィオ・サッリ監督も「改善されてきている感覚はある。ただ、試合をきっちり締めれないのは残念だ」と述べつつ「試合の必要な時間帯に我々は積極的に守備をするため、高い位置からプレスに行くことがある。しかし、それができない時間帯は受け身の姿勢となり、ゴールにたくさんのシュートを受けてしまうんだ。この問題はシーズンの初めから存在していた。限定されてきてはいるが、願わくばこの弱点を根絶したい」と話していた。

近年稀に見る白熱したスクデット争いを制するためにも、悲願の欧州制覇を成し遂げるためにも、ユヴェントスの守備面の改善は必須だろう。長きにわたり守備を支えてきた主将ジョルジョ・キエッリーニが怪我から復帰を果たす朗報もあったが、かつての堅守を取り戻すことができるのか。

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