ゴールデンボーイも期待はずれ 今季の“失敗組”と批判される実力者たち

ナポリのロサノ photo/Getty Images

期待が大きかっただけに……

昨季まで高い評価を得ていたにもかかわらず、今季だけで評価が急落してしまった選手たちが数名いる。英『HITC』が特集しているが、いずれも高く評価されていた実力者ばかりだ。

1.イルビング・ロサノ(ナポリ/FW)



昨夏にPSVからナポリに加わったロサノは、チームの主力になると期待されていたアタッカーだ。ところが、ここまで2得点1アシストと期待に応えることができていない。チームも11位と苦戦しており、すっかり影が薄くなっている。

2.マタイス・デ・リフト(ユヴェントス/DF)



デ・リフトの場合は20歳と若いため、同メディアも初の国外挑戦となったセリエAで活躍するまでに時間がかかると捉えている。しかしアヤックスでのパフォーマンスが見事だっただけに、ここまでのパフォーマンスに納得していないサポーターも多いはず。スタメンを確保できないゲームもあり、本領を発揮するまでにもう少しの辛抱が必要となりそうだ。

3.クシシュトフ・ピョンテク(ヘルタ・ベルリン/FW)



ピョンテクの場合はミランが混乱していたこともあるが、今季前半戦も結果を残せないまま今冬にヘルタ・ベルリンへ移籍することになった。ジェノアで見せていたゴールペースは偶然ではないことをドイツの地で証明しなければならない。

レアルのヨビッチ photo/Getty Images

4.ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード/FW)



フェリックスも状況はデ・リフトと似ているか。フェリックスも20歳と若く、まだリーガ・エスパニョーラの環境に適応している最中だ。アトレティコのスタイルそのものが合っていないとの指摘もあり、想像以上に苦しい欧州五大リーグデビューとなっている。

それでも昨年には欧州の最優秀若手選手に贈られるゴールデンボーイ賞まで受賞しているだけに、才能は間違いない。デ・リフト同様にもう少しの辛抱か。

5.ジョエリントン(ニューカッスル/FW)



パワー、高さを兼ね備えたストライカーとして期待されていたジョエリントンだが、ここまで1得点のみ。ニューカッスルの得点力不足は解消されず、完全に期待はずれとなっている。

6.ルカ・ヨビッチ(レアル・マドリード/FW)



さすがにFWの選手は多い。得点数で判断されるところがあるため、ここまでリーグ戦1得点のみとなっているヨビッチも失格だ。当初はカリム・ベンゼマからポジションを奪うのではとも言われていただけに、ここまで苦戦するとは想定外だったか。ピョンテクと同じく、フランクフルトでのパフォーマンスが偶然ではなかったことをマドリードの地で証明しなければならない。


近年は移籍金も高額となっているため、選手にかかるプレッシャーも大きくなっている。ヨビッチ、フェリックス、デ・リフトはまだ若手ということもあり、プレッシャーに対処する術を見つけることも重要だ。彼らは終盤戦で評価を取り戻せるのか、このままだと失敗の補強と判断されてしまうだろう。

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