ユーヴェでもインテルでもない 現セリエA“最高”のCBユニットは

ローマの守備を支えるマンチーニ(左)とスモーリング(右) photo/Getty Images

ベルゴミ氏がチョイス

今季、セリエAで最も強固なCBユニットを擁しているのはどのチームか。順当に考えれば、ここまでのリーグ戦でわずか18失点のインテルは筆頭候補として挙げることができるだろう。ディエゴ・ゴディン、ステファン・デ・フライ、ミラン・シュクリニアルの3人はいずれもリーグ屈指のCB。ここにイタリア期待の新星である20歳のアレッサンドロ・バストーニも絡んでくるのだから恐ろしい。

その他にも、リーグ失点数がインテルに次いで少ない3位ラツィオ(20失点)はステファン・ラドゥ、フランチェスコ・アチェルビ、ルイス・フェリペといった渋いながらも確かな実力を備えた選手が最終ラインに君臨。首位ユヴェントスもマタイス・デ・リフトとレオナルド・ボヌッチといったワールドクラスをスカッドに搭載している。3バックと4バックの違いこそあれど、議論は白熱することだろう。

しかし、かつて長きにわたってインテルの守備を支えた元イタリア代表DFジュゼッペ・ベルゴミ氏が推すのはこの3チームではない。同氏が“セリエA最高”と猛プッシュするのは現在5位につけるASローマのCBコンビだ。
「スモーリングの活躍について驚くことはないね。マンUにいた頃から、私は彼のことを良い選手だと思っていたよ。なかでもフィジカル面はとても優秀だね。インテル戦で(ロメル・)ルカクと対峙した際、このベルギー代表FWはボールに触れることすらできなかった。スモーリングと(ジャンルカ・)マンチーニで形成されるローマのCBコンビは、リーグで最高のユニットだと思うよ」

英『THE Sun』のインタビューにて、ベルゴミ氏はこのように語っている。開幕前は昨季まで主力だったギリシャ代表DFコスタス・マノラスをナポリに引き抜かれ、最終ラインに不安を抱えていたローマ。しかし、蓋を開けてみれば今季新加入の2人が躍動し、ここまでのリーグ戦を27失点(5位タイ)で凌いでいる。失点過多も懸念された中で、これはちょっとしたサプライズと言えるだろう。

イタリアへ活躍の場を移したことで覚醒したスモーリングと、時には中盤もこなすユーティリティさを兼ね備えたマンチーニ。“永遠の都"で奮闘する2人のCBには、イタリアのレジェンドもメロメロなようだ。

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