アトレティコ行きは間違い? “1億2600万ユーロ”FWの活かし方に疑問

アトレティコのフェリックス photo/Getty Images

シメオネ流との相性はいいのか

昨夏にアトレティコ・マドリードがFWジョアン・フェリックスを獲得した時、サッカーファンの多くはどのような思いを抱いただろうか。

ベンフィカでブレイクしたフェリックスには多くのビッグクラブが関心を示し、最終的にはアトレティコが1億2600万ユーロもの移籍金で引き抜くことになった。

アトレティコも実力あるクラブだが、ディエゴ・シメオネ率いるチームはスタイルが独特だ。何よりも守備を重視しており、どのゲームでもポゼッション率はあまり高くない。パワーや高さで勝負するタイプではないフェリックスがシメオネのスタイルに合うか疑問に思った人もいただろう。
その不安は当たってしまったのかもしれない。スペイン『MARCA』によると、かつてレアル・マドリードやトッテナムで活躍した元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールトはフェリックスが間違ったクラブを選んでしまったと嘆いている。

「ジョアン・フェリックスは素晴らしい選手だが、間違ったクラブ、適切ではない指揮官の下にいるね。アトレティコが昨夏に彼を獲得した時、私はすぐに指揮官のシメオネが哲学を変えるのだろうと考えた。しかし、そのようなことは起きていない。ジョアンは異なるスタイルが必要で、彼はボールを保持してリズムを作る必要がある。一方でシメオネのチームはポゼッションをしない」

もちろん半年ほどで全てを判断することはできない。フェリックスが退団したアントワーヌ・グリーズマンのような存在になる可能性も残されているが、フェリックスはグリーズマンよりチャンスメイカー色が強い。もっとボールに触れる時間を長くした方がいいのは間違いない。

現在はチームも上手くいっていないが、シメオネは自身のスタイルとフェリックスのことをどう考えているのか。

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