複数のビッグクラブが熱視線を送る21歳に欧州5大リーグ挑戦の時が近づいている。クロアチア1部のディナモ・ザグレブに所属するスペイン代表MFダニ・オルモのイタリア行きが近づいているようだ。
現在21歳のオルモはバルセロナの下部組織出身。2014年夏にディナモ・ザグレブと契約を結ぶと主力選手にまで成長し、2018年にはクロアチア1部で年間最優秀選手に輝いた。右足の高いキック精度を活かしたミドルシュートやクロスは絶品で、スピード感のあるドリブルも彼の武器となっている。
今季チャンピオンズリーグではグループリーグ全試合に出場し、2ゴール1アシストを記録。欧州最高峰の舞台でもその武器が通用することを証明した。そんなオルモは先日、「ザグレブでの僕のサイクルは終わったと思う。次のステップを踏み出したい」とコメント。今冬にステップアップを果たしたい意向を明らかにしている。
そんな中、イタリアの名門がいち早く獲得に名乗りを上げたようだ。その名門とは今季不振にあえぐACミラン。伊『calciomercato』によると、ミランはすでにディナモ・ザグレブに対して2500万ユーロ(約30億円)程度のオファーを提示しているという。オルモ本人としても、伝統あるミラノのクラブは次なる活躍の場としてふさわしいと考えているようだ。
オルモを獲得する場合、ミランは資金捻出のためにMFルーカス・パケタかFWスソを売却する構えだとも同メディアは伝えている。どちらもポテンシャルは十分なだけに、放出となれば争奪戦が勃発する可能性は高い。はたして、このスペイン代表MFは今冬イタリア行きを決断するのだろうか。オルモの取引をキッカケに、イタリアの市場が活発化することとなりそうだ。
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