チェルシーで出番を確保できなかったことからリヴァプールへの移籍を選択したものの、ユルゲン・クロップの下でも信頼を勝ち取れずにボーンマスへ移籍。イングランド期待の若手ストライカーである22歳FWドミニク・ソランケはやや遠回りなキャリアを過ごしてきている。
今季はチェルシーで下部組織出身の優秀な若手選手たちが躍動しているが、ソランケもチェルシーの下部組織出身者だ。その能力は10代の頃より高く評価され、世代別イングランド代表では2014年にU-17欧州選手権、2017年にU-20ワールドカップを制覇している。
しかもU-20ワールドカップでは大会MVPにまで輝いており、将来的にはA代表で活躍できると考えられていたのだ。しかし、ソランケはボーンマスに移籍してからも話題になる機会が少なかった。
それもそのはず、加入した2019年1月より1度もゴールを決めていなかったからだ。ストライカーがゴールを奪えなければ、話題にならないのは当然だ。
そんなソランケにようやく初ゴールの時が訪れた。4日に行われたFA杯・3回戦のルートン・タウン戦で終盤に混戦から得点を記録したのだ。泥臭いゴールではあったものの、記念すべき1点目だ。
英『Daily Mail』も美しいゴールではないものの、ソランケにとって非常に重要なゴールと称える。ソランケも無得点期間が長く続いたことを厳しい時間だったと振り返っており、このゴールを機にプレミアリーグの方でも得点を記録していきたいところ。
今季もリーグ戦では18試合に出場しており、先発で起用されるケースも少なくない。チャンスはあるはずで、イングランド代表定着へボーンマスからアピールしていきたい。
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